むかう

冬は 春になり

夜は 朝を迎える


冷え冷えと凍る 焦燥と孤独の世界

それもまた

一瞬にして 光に満ち溢れるときが 来る


千年の暗闇も

ただ ひとつの灯で

打ち消える


一歩を踏み出したそのさきに

いっぱいに伸ばした手のゆびさきに

その瞬間が あるかもしれない


だから きょうも 僕は

ここで いきる

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