はなし
わたしの 服をね
あの子が 着られるように
なったのよ
すごいでしょ
並んで歩くと
もうほとんど 視線の高さも
変わらないの
朝 髪を結んであげるんだけど
あぁ もちろん自分でできるのよ
でもね ゲン担ぎみたい
わたしが結ぶと やる気が出るんですって
おかしいわよね
でね 気付いたの
頭のてっぺんが 見えないのよ
わぁって 思っちゃった
この間も
わたしの ワンピースを 貸したの
そしたら
わたしが着るよりも ずっと素敵なのよ
嫌になっちゃうわよね
やっぱり お腹のお肉のせいかしらね
あの子は すらっとしてるから
わたし ダイエット始めようかしら
そうそう この前はダンナがね……
小さな小さな どうでもいい話
お母さんたちの話は たいてい どうでもいい話
だけど世界で 一番素敵な話
世界で一番 幸せな話
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます