青澄

その日はやけに晴れていて、打ち上がる花火の音たちが、終わりを告げる鐘のようだった。 どこにでもある私立高校。学年の誰もが認める美少女、小南柚寿と、メンズ雑誌の読者モデルも務める甘…

スティール・ライフ シリーズその１ あらすじ / 登場人物 違法オートマタの一掃作戦に参加した”きみ”は、目を覚ますとIDを奪われ別人になっていた。自分のIDを取り戻すため、…

祖国を滅ぼされた王女シャスティエは、仇の王の側妃になる。密かに復讐を意味する名を名乗り、夫には心を許さず、祖国の血を引く子に敵の国を継がせるのが目的のはずだった。 けれど彼女の心…

女教師と天才詩人少年の純愛！ そして個性的豊かな12人の少年少女の成長の物語。 カサン帝国の若き女教師オモ・ヒサリはカサンの植民地アジェンナ国の片田舎スンバ村に…

下品で悪辣な言動が目立つゴブリンのスキャランは、死にたがりのジルと共に自分にかけられた魔法を解く方法を探しているのだが実は——。コンビニ店員の元に神に命を狙われている幼女が駆け込…

倭国大乱。 豫国（架空の四国）で巫女の見習いをしていた少女ナルは、春迎えの夜、倭国王子の使節団と遭遇する。彼らは、倭国の大乱を治めるため、東の超大国である豫国の巫女を求めてきたの…

本当に怖いことは、言葉のなかに存在する。 ふと頭に舞い降りてきた怖い話を、二度読めば理解出来そうな内容で書いてみました。

図書館に彼は生まれた。図書館で彼は生きた。言葉のみと触れあう、ひとりだけの世界。生涯でだれとも出会わなかった。

影の世界を影少年は歩く。死の意味を探して旅をする。影少女の面影を慕って、影少女の記憶に憑かれて。ぼんやりとうつろな影少年の、いきあたりばったりな愉快な冒険。

作者、菖蒲(しょうぶ)の日記です。 閲覧してくださった方、ありがとう。 感謝。 布団の中で のんびり随筆。

【感謝79.3万PV突破!!】 物語創作に関する本を多数出版してきたフィルムアート社の中の人が、自社の本を徹底的に読み込み、それらの本の中から小説を書くために本当に必要なポイント…

　南極に浮かぶ直径二十二キロメートルの小さな国は、人魚を造ることにした。 　海中世界に魅了された主人公・ハヤトは海底調査員として従事していたが、実験警護執行科へと異動命令が下る。…

滲み出す混濁の校章 不遜なる狂気のクラス 湧き上がり・否定し・痺れ・瞬き・眠りを妨げる授業 爬行する鉄の黒棺、15両編成。 絶えず遅延する泥のJR。連結せよ、増発せよ、客に満ち …

【毎日更新やめました】みしょうかんの日常を綴った日記。 自分の学校生活でのことから趣味・執筆に関してまで幅広く、別の言い方をすればとりとめもなく書いていこうと思っています。

自分の作品の中から、短編集に含まれていない、独立した掌編や短編を集めてみました。玩具箱というか、ガラクタ置場というか……。過去に書いた作品は、とっくに死体のような気もしますが、た…

「雨石穿」という仮面を外した人物の碌でもない日誌。

9/27の午前から始まった戦争の速報。主に戦況推移について書き込んでいきます

　読書好きの読書日記です。その日読み始めた本と作者、または途中経過、読み終わった感想をつらつらとテキトーに書いていきます。 　だいたい歴史とか、軍事とか、経済とか、政治とか、心理…

街を、六人の幽霊たちは、さまよっていた。遊んでいた。死んでいた。夜を、六人の幽霊たちは、さまよっていた。逃げていた。死んでいた。 ずいぶん前に書いた作品です。消すかもしれません。

昨今の巷で流行している違法薬物――通称『陽炎』。 幸福だった時の夢を鮮明に見ることができるその薬は、服用する度に体を蝕んでいく。 三回服用すれば、死に至る。 揺らめく靄のよう…

三年前に八王子周辺が吹き飛び、夏が終わらなくなった東京ーー。 異能使いである永瀬弥勒は、自分の家族や街を破壊した魔法使いを憎み、魔法使い狩りと称して、魔法使いを狩っていた。ある日…

好きなゲームをぼんやり思い出しながら、ぼんやり言葉を書いてみたり。紹介やレビューではまったくないので、よくわからない妄言になりそう。

【ほぼ毎日更新してました】みしょうかんの日常を綴った日記。 自分の学校生活でのことから趣味・執筆に関してまで幅広く、別の言い方をすればとりとめもなく書いていこうと思っています。

"顔のない人が追いかけてくるの" 顔のない人――――それは、神か悪神か？ 享保《きょうほう》二十年（一七三五年）の秋。 お姉ちゃんは七つになる前に、この世を去った。 月日が過…

とある闇組織の若頭は、超絶プレイボーイ。 ある日彼は、女だけの新興勢力の代表、ロリータとの商談へ出かける。ロリータの正体は不明。パーティーで彼女を探しながら、ついでに個性豊かな女…

死に触れて、死に揺れる、少年少女たちを描いた短編集です。

好き勝手にフリースタイルで書く。 読書感想文も他の方の感想文も書こう。 前のエッセイみたいに面白いことがあったらそれを書いたり思うことを書いたり、時にはオネエとかも登場してお…

【随時更新される尋常でない日記】 【1000話まで書くことにしたやつ】 これは僕の平凡な日常の一日です。日本語のできないパンダは自分の生活を記録します。君に僕の生活を知らせたい…

私がこれまでに読んだ小説を紹介します。読書くらいしなきゃな、と考えている人は参考にどうぞ。

かなしみや空虚をテーマにした詩を集めてみました。 「光の詩」と対になる詩集。

この度、カクヨム小説完読1500を突破しましたので、読みながら思ったこと・感じたことをエッセイという形式で綴っていこうと思います。 ※全て、私「いましめ」の主観です ※全９話＋お…

なにもない国。なにもない街。祭りの狂乱が去った後で、霊を視る者たちは、死者の宿る、死せる廃墟をめぐる。災害指定都市でひっそりと行われる、奇妙なボランティアの記録。オカルト霊能散歩…

私がカクヨムで出会った上質な作品、感動した作品の良さを語りたい！という思いだけで書いていくレビュー集。 「自分には書けない」、「心が震える」、「なんという余韻」。これが私の最大の…

タイトルは「よいまちがにざきどくそうえん」と読ませます。灰色の海に突き出す岬に広がる毒草園と住人たち、そして、宵の口に行進する小さな蟹の秘密が、八通の書簡によって暴かれる――。「…

アンブローズ・ビアスの名著『悪魔の辞典』にならい、ミステリ用語や普通の言葉を意地悪く解説します。

古今東西の国家がつぶやく、それだけの話です。

戦争《アトミック》により、世界の大部分が破壊されて約半世紀。巨大企業群によって再建された世界で、人々はそれぞれの人生を生き抜こうとしていた。世界の中心である唯一の巨大都市・市《シ…

荒地派の詩人たちをあおぎ見て、拙いながら詩作を楽しんでいます。死と恋について、よぎっていく風景について。一日一作を出来るだけ志しますが、表題作だけでも読んでもらえたら嬉しいです。

実在しない図書の感想を書いています。二日に一度くらいのペースで更新予定。 「妄想読書速報」というブログでも更新中です。

老いを克服し、不老長寿を実現した人類。広がる格差、増え続ける人口。そしてヒトは新天地を求め――

バイク乗りの明るいジジイと、インテリ陰険ドＳジジイが、24XX年の日本で悪を追う！ 犯罪抑止率が異常に高くなった現代日本において、警察機関はほぼ形骸化していた。 その中で、唯一…

山の上に、吸血鬼たちの学び舎はあった。彼らは学び、遊び、血を飲み、穏やかな日常を送っていた。ぼんやりとした死と忘却の予感に浸されながら。ある日、生徒のひとりである光岡正は、森木明…

中東某国の内戦のなかで、武装した少女兵が海を見に西へとあるいていくお話 --- この物語はフィクションです。実在・現実の人物（重信房子、ドゥア・ハリル・アスワド、ウサマ・ビン＝…

大国のかざす正義によって蹂躙された砂漠の国。 トードリリー。歌えない鳥と青年の出会いは、二人の未来にどんな分岐を齎すのか。

【創元SF短編賞 1次選考通過作品】 とある高地に住む少数民族の娘・ジニは、ある日突然、不死王・ナーダの妃に取り立てられる。 名君とは謳われるものの、200歳を超える「ご聖体」…

カクヨムの運営姿勢に納得がいかないので、引っ越すことにしました。詳細は近況ノート（https://kakuyomu.jp/users/kakuyomist/news/168173…

だれもいない校舎で貘を退治する少年。踏切を守る双子の少女。夕立ちと共に現れる殺人鬼。病によって年老いた女探偵……。死の手前の世界をうろつく、死に近い人々の記録。短編集なので、どれ…

<alert> 全文リライトの上、ver.2.0として再始動予定。 </alert> 　 西暦二〇五〇年六月二十五日、魂は二つに分断された。 創造主たる人類に使役される機械生命体…

　氷の都トロイカ。年間を通して雪と氷に覆われ凍りついた街で繰り広げられる群像劇。残酷な舞台で踊る演者たちの欲望や狂気は、それはそれは色濃く混ざり合って、深く深く巨大な血溜まりへと…

遠い未来の思い出です。