★★★ Excellent!!! 研ぎ澄まされた死と生 神崎あきら 美しくも鋭い言葉の波に作者の紡ぎ出す世界に没入させられます。 凡庸な日常の中で忘れていた感性を蘇らせてくれるような詩集です。 創作をされている方にはとてもよい刺激になるのではないでしょうか。これだけの作品を作り出せる力に敬服します。 ぜひあなたのお気に入りに加えてください。 レビューいいね! 2 2023年5月17日 07:39
★★★ Excellent!!! カクヨムでNo. 1。間違いない、絶対に。 われもこう 作者さんの文章がとても好きで、本当に好きで、たぶんこの詩集が始まった頃から好きで、たびたび読み返している、いち読者のとっても主観的なレビューです。 こちらの詩集を読むたびに、こんなにも心が動くのは何故なのか、とつい考えてしまいます。 語彙力が圧倒的だからか、表現力が圧倒的だからか、勿論それもありますけれど、恐らく本質的な答えとは言い難い。ではなんだ、と更に考えて以外の結論に至った次第です。 私たちは日々を生きる中で、様々な出来事に遭遇し、その際に生じた感情を理解し、分解するという作業を無意識のうちに行っている。それでいて、言葉に出来ない感情を、到底飲み込めない出来事を、分解し損なった目に見えぬものを胸裡に持て余している。 普段は気づかないけれど、この方の詩を読むと気づくのです、自分のなかに消化できない不快な何かがあることを、哀しいなにかがあることを、神秘的な何かがあることを、そもそも心を表現するには圧倒的に言葉が足りないことを。作者さんはそういったものを詩として言葉にしてらっしゃいます。だから胸を打たれるのだと。 ここは言葉と感覚の海です。 海はこれからも深さを増し、色を増し、温度を増してゆくことでしょう。 人一倍熱く、人一倍冷たく、人一倍優しく、人一倍意地を張り、人一倍絶望し、人一倍、焦がれている。 最後の魅力は人柄ですかね。カクヨムで一番素敵な詩集、皆さんもどうぞ、読んでみて下さい。間違いなく感動します、虜になりますから。 レビューいいね! 2 2023年3月5日 19:17
★★★ Excellent!!! 言葉の旋律の美しい詩集 松 謝花 まだ全ての作品を読み終えていませんが使われている言葉が本当に美しい。暴力的な言葉を美しいものに変えるのは難しい。それをさらっとされている詩集でした。一つ一つの作品をゆっくり読みその意味を考えていきたいと思います。応援しております。 レビューいいね! 2 2022年10月29日 01:30
★★★ Excellent!!! 見つめて考えて寄り添って遠くから思って……。死と詩で対話する。 つきの 見つめて考えて寄り添って遠くから思って……。死と詩で対話する。 夜中に思い出したように読みたくなるのです。今夜も読みにきました。 言葉を見つけて今夜も帰ります。 ありがとう。 レビューいいね! 3 2021年3月9日 02:31
★★★ Excellent!!! タナトス 福倉 真世 死への渇望をタナトスと呼ぶそうです。 生存本能を抱えながらタナトスも抱える。 人間とはなんと矛盾した生き物でしょうか。 沢山の詩のなかの、ほんのひとひらしか、まだ読んでいませんが、私は一番はじめの「彼を待つ」が今のところ一番好きです。 昔、「タナトス」という心理用語を倫理の時間に習ったとき、私は正直、ピンと来ませんでした。 でも、この詩たちに触れていると、タナトスというものの輪郭を、確かにはっきりと感じとれるのです。 レビューいいね! 2 2020年12月21日 16:10
★★★ Excellent!!! 幻惑かつ美麗 猫背街 中毒 幻惑的な表現が、とても綺麗で引き込まれました。 短い言葉ならではの魅力に溢れています! レビューいいね! 3 2020年5月3日 03:44
★★★ Excellent!!! ハッとするエッセイ 烏目浩輔 どれも短いエッセイです。でも、ハッとする言葉がたくさん出てきます。 皆さんもぜひ読んでください。そして、ハッと気づいてください。 レビューいいね! 2 2020年3月10日 04:54
★★★ Excellent!!! 詩のなかで死にたい 小鳥 薊 死を題材にした詩、どれも心が打たれます。 まだ全て拝読できていませんが、「道ばたの死」の、詩のなかで死ね、という文句にしびれました。 すばらしいです。 レビューいいね! 2 2020年1月12日 12:07
★★★ Excellent!!! 死に愛が込もる @poet65 死を「負」と捉える物が多い中、この人の作品程、それに対して愛が込もる作品はないと思います。 レビューいいね! 4 2019年8月1日 22:10
★★★ Excellent!!! 詩で死に焦がれる - 死を考えるインスピレーションになる 松川 真 私が上手く読めてないだけかもしれないが、死を言葉で切望している様に感じた。生の死、というより言葉で紡ぐ死。 それが魅力に思えた。私が死を言葉を使って考えるとき、この詩集の言葉は多大に私の表現を刺激してくれると思う。 私が「死」ではなく「死にたい」を考えるのは希死念慮からきていると思っている。つまり、上手く表現できない誰かと比較したときや時に過る「となりの芝生は青く見えて絶望」、自分の現在地に対する無根拠の絶望。塞ぎ込んでいるときに漠然と考える「死」。私の場合、別に死ぬつもりはない。でも死にたいと言う。間に受けて欲しくないけど聞いてほしい「死にたい」。 この詩の中で彼が表現している彼の一つの死生観。そうゆう観点から見ても面白い。「死にたい」と言葉に発することを歓迎しよう。感情のグラデーションを受け入れる幅を広げたい。 レビューいいね! 6 2019年6月10日 10:10