詩で死に焦がれる - 死を考えるインスピレーションになる

私が上手く読めてないだけかもしれないが、死を言葉で切望している様に感じた。生の死、というより言葉で紡ぐ死。
それが魅力に思えた。私が死を言葉を使って考えるとき、この詩集の言葉は多大に私の表現を刺激してくれると思う。

私が「死」ではなく「死にたい」を考えるのは希死念慮からきていると思っている。つまり、上手く表現できない誰かと比較したときや時に過る「となりの芝生は青く見えて絶望」、自分の現在地に対する無根拠の絶望。塞ぎ込んでいるときに漠然と考える「死」。私の場合、別に死ぬつもりはない。でも死にたいと言う。間に受けて欲しくないけど聞いてほしい「死にたい」。

この詩の中で彼が表現している彼の一つの死生観。そうゆう観点から見ても面白い。「死にたい」と言葉に発することを歓迎しよう。感情のグラデーションを受け入れる幅を広げたい。

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