カクヨムでNo. 1。間違いない、絶対に。

作者さんの文章がとても好きで、本当に好きで、たぶんこの詩集が始まった頃から好きで、たびたび読み返している、いち読者のとっても主観的なレビューです。

こちらの詩集を読むたびに、こんなにも心が動くのは何故なのか、とつい考えてしまいます。

語彙力が圧倒的だからか、表現力が圧倒的だからか、勿論それもありますけれど、恐らく本質的な答えとは言い難い。ではなんだ、と更に考えて以外の結論に至った次第です。

私たちは日々を生きる中で、様々な出来事に遭遇し、その際に生じた感情を理解し、分解するという作業を無意識のうちに行っている。それでいて、言葉に出来ない感情を、到底飲み込めない出来事を、分解し損なった目に見えぬものを胸裡に持て余している。

普段は気づかないけれど、この方の詩を読むと気づくのです、自分のなかに消化できない不快な何かがあることを、哀しいなにかがあることを、神秘的な何かがあることを、そもそも心を表現するには圧倒的に言葉が足りないことを。作者さんはそういったものを詩として言葉にしてらっしゃいます。だから胸を打たれるのだと。

ここは言葉と感覚の海です。

海はこれからも深さを増し、色を増し、温度を増してゆくことでしょう。

人一倍熱く、人一倍冷たく、人一倍優しく、人一倍意地を張り、人一倍絶望し、人一倍、焦がれている。
最後の魅力は人柄ですかね。カクヨムで一番素敵な詩集、皆さんもどうぞ、読んでみて下さい。間違いなく感動します、虜になりますから。

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