作品を応援いただいたご縁で、この物語に出会いました。更新分まで読み終えましたので、レビューさせていただきます。
倭の国という古代日本を舞台としたファンタジー作品。ナルとククリという二人の姉妹が、この物語の中核を担います。
そして、まるで大河ドラマを見ているかのような展開の数々。登場人物も一癖も二癖もあり、嫌な人だと思ってたら実は……のように、良い意味で裏切られることもあります。
登場人物の色んな面が見れるからこそ、キャラクターが生きていると感じます。
不思議な力と権力と人間模様が渦巻く和風ファンタジー。
他の皆さまも是非読んでみてください。
読めば読むほど惹き込まれていきます。
舞台が倭国であること、主人公が巫女見習いということから彼女が卑弥呼になるまでを描いた物語なのかなと思っているのですが、まだまだ先が読めません。
この物語に出てくる巫女達は不思議な力を使うのですが、主人公にはその才能はなく、巫女の里では優秀な姉のおまけという立ち位置です。
これ以上はネタバレとなってしまうので控えますが、そんな彼女がどのようにして卑弥呼という大巫女になっていくのか、緻密な情景描写で描かれる、彼女を取り巻く環境の変化と合わせて非常に続きが楽しみです。
各話の文字数が結構多めなので、じっくりと腰を据えて読まれることをおすすめします。