こざくら研究会

出張先の南国で、出会った様々な人が見せる、
ちょっとした人懐っこさや嬉しさや優しさの片鱗を寄せ集め、
固めて作った冬瓜漬。

あなたも一口いかがです？

追い詰められたものの、心を守る手段としてのぎりぎりの所が語られる、 戦場の中の一か所だけのコンパクト（小形で中身が充実している）な、 そろそろ我々の身にも起きそうなお話し。 早め…続きを読む

潰れた蟲の体から、 流れ出した体液が、 甘い砂糖汁となって流れ出す。 感覚が破綻し、感性が破綻し、 現実と良識と平穏を撲殺したようなメルヘン。 マーブル模様を描いた虹の飴を、 み…続きを読む

もっと読まれてもいいんじゃないっすかねぇ～。
タグにボーイズラブとかBLって入ってるけれど、
そっちがダメな人でも全然お勧め。
男の友情の物語。
是非読んで下さい。

読め！（豹変

その感触の獲得と人の情、せめぎ合う二つ。 時代の変革により、置き去りにされた妖異と、 古めかしい感触を求めてしまう、二人の男の話し。 捨てたいものと得たいもの、新旧であるが為に…続きを読む

休日のニャンコのコーナーは見逃さない!!
わたしは心に誓うのだった・・・。

あるダンスチームのファンが挙げる、
過去一番のショーケース。
ファン達の心を打ったその内実。

ファンク、神楽、ダンス、ゾンビ、
これらが奏でる音と躍動を感じろ。

忘れられ、力を失い、やがて消えて行くその時まで、 彼はその記憶を刻んだまま生きて行かなくてはならないのでしょうか。 その想いに捉われて、彼自身は救われるのだろうか？ 長い時間を生き…続きを読む

病床の年老いた二人の男性が、電話越しに語らうだけ。 片側の男性の心象と、交わされる言葉によって、 その深い想いと結びつきの強さが確りと描かれる作品です。 それにしても百合の登場人…続きを読む

蟲なんとかが好きな人なら読むと良いと思います。 終始、主人公の思考は落ち着いているので、 それにあわせ、ゆったり流れる時間、 静かな情景が浮かびました。 峠の道の端、 しゃがみこ…続きを読む

日々を過ごした時間、場所。 それらも不変ではなく、 徐々に変わって行く。 過ぎ去ってしまったものはもう戻らない。 そんなノスタルジィを思い起こさせる、 ひと夏のしっとりとした………続きを読む

そっちかよ！　系かも。 突拍子もない話をしてくる男の話し。 こういう系って、 ここに書きたくなるものと、 書きたくないものとにホントに別れると思う。 これは書きたくない！！ｗ …続きを読む

正直、こんなモノがあるわけがない。 この話しを聞いたモノは、誰でもそう口にすると思う。 実際、わたしもそんな者達の一人だったのだ。 あの、高峰連なる忌まわしき地が、 魔王が定めた…続きを読む

誰が誰だか全然わからん・・・

やヴぁい……、
肯定は出来ないけれど否定も出来ない謎の味と言うか、
この作品は一体なに!??

煙る、暗い、大戦の後の鬱屈した雰囲気が纏わりつくような情景。 あなたも、カラスのガラスの目玉を通して覗いてはみませんか？ 恐怖と救い、救いと解放への恐怖。 苛まれる日々の中での自…続きを読む

王は王子に語る。自身の幼き日々を育んだ楽園と、 その支配者にして父たる、慈悲深き妖精王の事を。 古の詩の中で語られる至福の地への誘い。 王子と共に王の語る、 過ぎ去った王の幼少の…続きを読む

その時歴史が動いた！ ……、取り敢えず三人位の歴史が。 多分もっと増える。 この作品は、わかりやすく、ストレートでいて、 それでいてストンと入って来る真っ直ぐさがとても良く、 短…続きを読む

たまらない！ ここまで任せてくれる作品は初めてみました。 その上でジャンルやタグ、 状況説明で、方向は示してくださっている訳でして、 これはすごく面白い試みだと思いました！！ そし…続きを読む

まあ、これも運命、がんばれｗ

不遇（？）な中でも推しへの愛情が詰まっておりまして、
主人公には好感を持ちました。
あれだけどｗ

げろげろな主人公だけれど、
最後まで読んでみるといいかもｗ

天才の移り気と、その天才を追いかける一人の男の物語。 片方は人を見て、片方はピアノの音を聞いていた。 天才肌の人が持つ、つかみ所の無さと、 その背中を生真面目に追ってしまう、 努…続きを読む

古くから続く村とそこに住まう一族の因習を、 外から来た者に、ぽつりぽつりと話す、 どこか卑屈な男の一人語り。 戦前の、大正、昭和初期辺りの、 暗く寂しい村の雰囲気がよく表れていま…続きを読む

余韻を味わいたい方はどうぞ。

極彩色でサイケデリックなトンマがヘチマでマチダで半間で、 ピタゴラスがタイロッサムして、アッカド語する、 プラエトリオの千人がかりの芝刈り作品でした！ 南方熊楠のメロヴィング朝を…続きを読む

大丈夫。
戻れなくなるだけですよ……。

雨月物語とか好きな人におすすめ。 そう信じる事、それは、 一つの救いなのかも知れない。 だけれどわたしには、 人知れず、木の洞に、 朽ちた二つがあるように思える。 見えなくなっ…続きを読む

ナマズの姿煮の味が！ 鯰の天ぷらは食べた事があるのですが、 白身でもったりしていて、うなぎのホロホロ感のようなものがありまして、 ウナギの白焼きをあの柔らかさのまま、肉厚にした感じ…続きを読む

激闘と苦闘の末、 今まさに消え逝こうとしている老兵が、 最後の最期に何を思うのか。 自分が自分である事、 それは今までの経験や想いを内包する事。 それらを誇りにしている者の、 最期…続きを読む

いもぉとぉ～、 いもうとだよぉ～。 いもうととは何か？ いもうととはいもうとであり、 正しくいもうとであるべきなんだ。 否！ 正しい、誤まり等はなく、 いもうととはいもうととしてし…続きを読む

ホラーと言うより、クライムな読み味。

とりあえずヴァイオレット澄子推し。
カニ食べたぁーい。

おすすめ

大変忙しい、ほとほととギスギスしたブラック会社に浸かった二人の男性。 食って飲んでの居酒屋で、恰好つかない呑んだくれ。 ラブラブだったあの頃と、結婚後の妻の事を語りつつドリンク…続きを読む

シュール！ 突っ込みたくなる状況と、 喋りまくるばあちゃんと某有名人の温度差が好きです。 他おじちゃんとかの部分も、 何この扱い？　何？　と言う感じです。 物語の括りも、そ、そっす…続きを読む

BLダメな人もどうぞ。
一話読み切りの現代怪異もの。
語り手でなく、主人公に旦那の匂いがする。
えいいぃぃめん。

やべ、ここKADOKAWAだ。

ニチャア……(暗黒微笑

この裁判の判決を下すのは〝あなた〟だ！
みんなも読もう！

いやぁ、実はこういう話し苦手なんですよｗ と言う人間が星つけてるのですｗ この作者さんは心の機微を描くのが上手いと思います。 弟と姉の不確かな関係。 短編に相応しく、さらっと読め…続きを読む

あの手法を用いて書かれたやーつです。
物語が回帰して、想いの成り立ちが明かされる所が素敵です。
ウイルクかな？

兄や弟と言う自身の立場、弟や兄と言う相手の立場、 それを手探りで探しているような、 戸惑う気まずい、恐れて気遣う心情が瑞々しく描かれているような気がする作品。 タグにBL未満………続きを読む

この作者さんのシリアスなのにコミカルを混ぜる、 配合の妙味が実によく出ている。 終わったはずの事件。 驚きととんでもに、 振り回されそうな中で、 主人公が己の中のものに気付き、 ほ…続きを読む

とぼけた立ち居振る舞い。 正体を掴ませないモボの詐欺師。 まるで鵺のようではありますが、 その心底には、確かに温かい 血潮が通っております。 昭和初期の、 大陸や本土の情景、庶民…続きを読む

括りの言葉は、
人の在り方を考えさせられる。

明らかにめんどくさがられ、 ウザがられてた、でも優秀なあの人のお話し。 史書とかのさらっとした内容を、 豊かな想像力で細部まで補っている。 三国志好きな方も、 面白い一解釈とし…続きを読む

二組の男女の、出会いと別れと再開（会）の物語。 青年ヒカルは、夢を見た。神話と夢の不吉な叫び。 十和田湖畔から迷い込んだ異世界で、 ヒカルは見知らぬ人種と神の存在を知る。 そ…続きを読む

料理、その技術は数々の人達の手を渡り歩き、 多くの人々を結び付け、人の数だけ、美しい色彩が織り込まれる。 味わい深さは人の味。時と共に僅かな色の変化を持ちながら、 どこまでも織られ…続きを読む

全編を通してあらゆるものがコントラストを形作る。 話中に於いては激しくない寒暖の差も、 その微細な違いにより、 それぞれが際立ち深い味わいを醸し出している。 組み合わせの妙味。 料…続きを読む

地下牢の如く冷めきった感情を持つ拷問官の男、 そこに奴隷の如く扱われる為に連れて来られた、 心を読める感情に乏しい少女。 その悍ましい職場で、少女は男の仕事を手伝うと言う。 人の…続きを読む

まだお読みでない方は是非どうぞ。