作者である@Teturoさんが、かつて過ごした日々。
沖縄県の宮古島や石垣島で過ごした夏の日を綴ったお話です。
なんの衒いもなく、ただ書いています。そのように読めます。
でも、とても惹きつけられるのです。
作為的では、ありません。
起承転結のような物語構造で出来てもいません。
つまり、そこが良いのです。
変な自意識で、情感を盛ったりもせず、淡々といつもの日常ではない日常を語る。
そんな飾りのない文章だから、
描かれた土地を知る方は郷愁を。
まだ知らない方は旅情を覚えることでしょう。
この夏の光が浮かぶようなエッセイで、文字の中の遠い日の夏の眩しさを体験してみてはいかがでしょうか。
ほんとうの夏より、居心地が良いですよ。きっとね。