踏み出す一歩、その瞬間

その時歴史が動いた!
……、取り敢えず三人位の歴史が。
多分もっと増える。

この作品は、わかりやすく、ストレートでいて、
それでいてストンと入って来る真っ直ぐさがとても良く、
短編の構成として、理想的と思えました。


劇中劇の後輩くんと、
現実での後輩くん、その二人が取った向き合い方と、
その結末、二人の対比も面白かったです。
演劇に向かい合う際の主人公の試行錯誤も、
とても楽しく読ませて戴きました。

初めの一歩、その勇気。
初めては誰でも怖いもの。
そこに至るまでの迷い、恐れも瑞々しく描かれていて、
主人公の青春物語の始まりを予感させる、
いい締めであったと思います。

と言う訳で、みなさんも読みませう!
オススメ!