昭和初期に生きた、一人の詐欺師の生き様

とぼけた立ち居振る舞い。
正体を掴ませないモボの詐欺師。
まるで鵺のようではありますが、
その心底には、確かに温かい
血潮が通っております。

昭和初期の、
大陸や本土の情景、庶民の在り様を
この物語は皆様の頭の中に鮮やかに蘇らせるに違いありません。

激動の時代を迎えるその少し前。
後代、一時の平穏に見えるその時分でも、
人は必死に生きておりました。
過酷さは、持たざる者であれば時を選びませぬ。

そんな中でその男は、
人々に何を与え、どう生きたのか。
その結果がどうであったのかは、どうぞ皆さん、
あなた様ご自身の眼でお確かめ下さい。

タグに昭和カストリ等と入ってはおりますが、
それは偽り、上品な味がします。

さあさ、寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。
これを見ないは勿体ない勿体ない。
痛快なる一大詐欺師の活躍を是非御覧下さい。

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