入江 薫

通常の人間にはない能力を持つ「異能力者」―――。 彼らはそれぞれ名も無き組織に所属している。 そんな組織のうちのひとつには、『五感が異常に発達した異能力者』が集められていた。 …

高校の管弦楽部に所属するヴァイオリンパートの俺と七海(なつみ)の話。 七海は天才だった、誰よりも――

〈僕〉水野裕貴（17） 〈お前〉桐野紗良(17) いじめにあい不登校になっていた水野が久しぶりに学校に行くと、みんなの人気者だったはずの桐野がいじめにあっていた。

小説家の後藤隆司(45)は、スランプに陥り小説を書いている意味を見失ってしまう。 むしゃくしゃした気持ちを抱え外に出ると、見たことのない駄菓子屋を見つけ…

冬。古ぼけた列車は吹雪の中も乗客たちを乗せて走っていく。 これは──果てしなく続く僕の旅だ。 ※途中下車はできません。

高校二年生になった主人公である一色健斗（いっしきけんと）の隣の席には、『難攻不落の美少女』と呼ばれる学校一の美少女、有栖川玲（ありすがわれい）が座っている。 彼女はいつも無表情で…

※ 2021/9/3 改稿版 公開 【殺伐感情戦線：第17回 お題「雨」】 　戦争によって空が青を失った世界。 　”私”は友人の花雨と肩を寄せ合って日々を過ごしている。親を亡く…

【TOBE工房：第68回「ラベル」】落選供養 　私たちは一様に、独自の生命附票を貼られている。個人に関するあらゆる情報が、生まれたその時点で決定し、そのように生きるのが定めとな…

　40年前、世界各地の海に落下した小隕石がすべてを変えた。生命を育んでいた海はその性質を変え、蒼は黒になり、有機物を分解して未知なる異常分子へと変換するようになった。そして、溶け…

２０２５年人類は滅亡寸前まで追い込まれて居た 私、緒方聡志は子供２人を連れ北海道で避難生活を営んでいた インターネットが遮断してから１０年本州との連絡は途絶し特に関東から西がどう…

2021年8月16日にサービス終了した「天華百剣 -斬-」 未完となっていたメインシナリオのその後。 新たなる神代三剣の一振り、天叢雲剣によってもたらされた騒動から一転、 めい…

10月28日発売決定。庵田定夏が贈る最新作、遂に登場！ ”人類最後の教師”になって、変貌した世界を生き抜く――！ 目が覚めたらそこは見知らぬ世界だった。人類はすでに滅び、多数の…

母と二人で暮らす家で、遠い親戚の女子、和泉里奈と同居することになった坂本健一。里奈の控えめな性格や気遣い、女子校育ちの無防備さは、他人との距離に悩む健一に、初めて思春期の性を意識…

浪人生になってしまった九条篤志。 バイト先の珈琲店でおいしい珈琲を淹れることに腐心する日々の中、気がかりが一つあった。 それは店の片隅で平日の昼間からランドセルを傍らに珈琲を…

昨今、異世界からの過剰な召喚が世間を騒がせている。 貴重な人材が大量流出し、政府としても対策を余儀なくされていた。 そして、ついに対策チームが結成されたのだが、チームのエース鷹広…

大切な想いや言葉が形となった《迷い言【まいご】》が視える藍川啓人は、数年前の事故で亡くした幼馴染、高森閑香の《迷い言》に出会う。事故の時、助けられず後悔していた啓人は、彼女の本当…

交通事故に遭うところを「高木茜」と名乗る女性に助けられた水原透流は、お礼をするため食事に誘うことに。そして意気投合した二人は、交際を重ね親密な関係を築いていくのだが、同時に透流は…

ファミ通文庫から第１～３巻好評発売中。大反響につき重版続々です！ amazon⇒http://u0u0.net/ABz5 作品紹介⇒　http://fbonline.jp/02s…

前世の記憶を残したまま、技術貴族ヌイール家の子供に転生したユイ。それから数年後、十五歳になったユイは「針子」としての能力がないと判断され、邪魔者扱いされていた。そんな中、ユイはカ…

初恋の人――柳葉美緑と結婚して三年。俺は幸せな生活を送っていた。 しかしある日、その幸せは絶望へと反転する。 突然襲った病魔が彼女の命を奪ったのだ。 彼女を救うため、俺は時間を巻…

　小学生の纐纈（はなぶさ）太陽は、再婚した母親と義理の父の家から逃げてきて、社員寮に住む父親の元で暮らしていた。遊び歩いてなかなか家に帰ってこない父親の代わりに、彼に将棋を教えて…

【1話完結の超ショート青春物語】 ちょっとした時間にクスッと笑いたい。 片手間で休憩したい。 青春のワンシーンを感じたい。 そんなあなたに届けたい、青春物語です。 儚い…

　国家公認の探偵派遣組織『探偵同盟』の一員である渋谷探偵は、世間を賑わせる殺人鬼『八ツ裂き公』によって、親友を惨殺された。 　以来、彼女の心を支配するのは復讐心のみ。 　きっと…

——20世紀最後の夏、私は彼女とたった一夜の恋に落ちた。 森の麓の寂れた公民館。図書室の不思議な少女。バツイチ彼女の半生と腕につけられたストライプ状の火傷の痕。カザルスのチェロで…

　世田谷の小さな公園に、目を失明させられ、耳を聞こえなくさせられ、声を失わさせられ、手足を失わさせられた身元不明の男が放置された。 　捜査を担当するのは、新人の刑事・諸星凛だ。性…

短いです。あっという間に終わりますが、ちょっとでも心に引っかかっていただければ。よろしくお願いします。 この物語は、『小説家になろう』さまにも掲載しています。

朝、目が覚めると、寝台車はすでに停車していた。眠っているうちに、今日の目的地に着いたようだ。 この列車に乗って旅を始めたのは、もう数ヶ月前だっただろうか。 身支度を整えると、す…

人が怖いと言うメンタルを抱えた作者…。 人手不足で人間関係の荒れた会社、人間への恐怖が耐えられず退職。 療養をしつつ、心療内科にも通い、転職活動を行う物語です。 転職活動は、成功…

自主企画「偽教授雨天杯」のために書きました。複数投稿すみません。縛りがあって書くの楽しいです。でも条件満たしてなかったらすみません。チキンです。

かぎろ（@kagiro_）さんの自主企画「第999回爆発オチギャグ小説大会」参加作品です。 2本目「誕生日」 https://kakuyomu.jp/works/16816700…

あの日以来、無為な日々を過ごす＜僕＞。 掛かり続ける無言電話。区営グラウンドで出会った少女。外務省の男。 ”呪い”を受け止め、＜僕＞はある計画を実行するが…。

時は1900年代後期。まだ、全国をレディースたちが駆けていた頃。 いつもと同じ時間に起き、同じ時間に学校に行き、同じ時間に帰宅して、同じ時間に寝る。そんな日々を退屈に感じていた…

春を俟《ま》っています―――― 鶴のような真白の振袖をまとったそのひとは無人駅の端にたたずんで、いつも誰かの訪れを待っていた。誰を待っているんですかと訊ねた僕に、彼女は寒椿のよ…

蒸し暑い夏の午後、しなやかな素足に藍の鱗。 柔い生地のワンピース。締まった膝頭に絡みつく美しき蛇。 僕の頭に焼きついて離れない、遠い日の情景が夏ごとに甦る。 藤香。君の蛇は健や…

　怪異が蔓延る街でゴシックな死神と銀狐の少女を中心に展開する、現代怪異ファンタジー。 　女子高生「佐久野天奈」はその日、親友と休日のショッピングを満喫していた。 　しかし突如と…

コンビニのアルバイト同士、早朝の3時間だけ一緒に働く坂本くん。 他にも沢山の従業員がいる中で、忙しい時間帯のぼく達が交わす会話は最低限。 耳に開いた沢山のピアスの痕、アッシュ…

この山には人食い鬼が出ると謂われている——。 浮世離れした旅の坊主と、後生大事に抱えたひとつの葛籠。 山で出逢ったのは、果たして。 続編がスタートしました。 → 【首葛籠】…

ある夏の日、海の家を経営する水瀬一秋は、砂浜で一人の女の子に出会った。訳あって二度と女性は雇わない、と決めていた彼だったが、勢いに押され一日だけ彼女を雇うことにする。――そして、…

エリオットに恋をしてepisode1に登場する、チップさん、サクラ先生、裏キャラクターの校長先生の話などを掲載予定。

食品には必ず、賞味期限や消費期限が設けられている。 もし、人間界にも消費期限が存在したらどんな世界になるか想像した事はあるだろうか？

2021年12月29日episode1完結しました❣️ありがとうございます✨バンドマン達のつぶやきが、妄想に妄想を呼び、ついにライトノベル化！エリオットに恋をしてepisode1…

【本編完結済（約50万字）・番外編完結済（約3万字）・後日談完結済（約5万字）】 ◾️イラスト置場◾️ 　https://kakuyomu.jp/users/Hatori/ne…

美咲町を誰よりも愛する男、天音純は町の平和のために駄菓子屋で探偵をやっていた。１年前、とある両親の依頼であずかることになった潤羽水。様々な事件に遭遇するたびに浮かび上がる強大な犯…

殺傷力の極めて高いウイルス、『ジャック』が蔓延していた時代。 愛知県本土で公務員として働いていた男・水瀬は、定期連絡が取れなくなったという離島の詩乃島へ調査に訪れる。 島で水瀬を…

オレこと藤崎春翔の通う姫ヶ崎高校には一つの噂がある。 いわく、『天ケ瀬優衣には近づくな。声を聴くと不幸になる』と。 オレはそんなものを信じない。 だから、押し付けられた仕事だっ…

新天地で一人暮らしをはじめた僕が出会ったのは、キツネを自称する女子高生だった。 協力・茨城県龍ケ崎市

とても身体の弱い少年、春哉。彼は母の命日に桜を描こうとしたが、上手く描けない。 そんな時、一人の少女と出会い、春哉と不思議な交流を始める――。

長らく空き家になっていた母の実家。 片付けを手伝いにきた礼香が見つけた紙箱には、何枚もの写真が詰まっていた。 そこに潜む真実とは。

大阪北摂に住むわたしたち家族が、和歌山県の海水浴場に出かけるのはまる一年ぶりだった。 出発前、子どもが全員車に乗っているかを母は必ず確認する。 「もうお母さん、誰かおらへんかっ…