もしも叶うならば、先が読みたい。ただそれだけです。
風景を様々な言い回しによって表現されていて、読んでいて圧倒されました。独特でかつ個性的な雰囲気も好きです。
比喩表現がとても僕好みです。
あぁ、自分の浅学が憎い。と同時に、まだ深く潜れるんだと思わせてくれる。昨今の、全てを読者に説明してくれる小説も気楽で良いが、これこれ!という気持ちになった。前置きできっちり方向性を提示してある(と私は読み取った)ところも、また素晴らしい。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(34文字)
二十の女が五十の男に恋焦がれ、五十の男の友人も交えて三人で卓を囲んでいるんです。各々、好みの酒が注がれたグラスを添えて。男たちは目尻に皺を寄せて言葉を交わしている。二十の女だけは大人しく伏し目がちにグラスを眺めている。あなたの頭の中がとても理解し難い。あなたが生きた世界を知らないし、感じ得た感覚を知ることも叶わない。けれど、その場から離れたくなくて、手元に潜めたスマホで術を探ってます。続きを待ってます。
村上春樹を彷彿とさせる文章力と哲学的内容で唸らせる。決して長いエピソードではないのに一文一文が良く練られている為か濃い物語に仕上がっていて読み応えがありました。続編を待つ。
とても面白いです。色々風味を感じてしまい、懐かしさと新鮮さが交互に交わる新たな感覚に陥ってしまいます。何回も繰り返し読めば味が出ること間違いなしです。
意図を悟られないようにしているんだ。先を読ませる罠がたくさん仕掛けられている。象を召喚するはずだ。タイトルに惹かれました。これは目が離せない展開になりそう。
象が召喚される?異世界とかファンタジーものかな?と思いつつも、読んでみると海外風の大人で哲学的なお話でした。まだタイトルの謎が残りますが、楽しみに待ちたいです。
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