読後、懐かしい光景がよぎりました。

二十の女が五十の男に恋焦がれ、五十の男の友人も交えて三人で卓を囲んでいるんです。各々、好みの酒が注がれたグラスを添えて。
男たちは目尻に皺を寄せて言葉を交わしている。
二十の女だけは大人しく伏し目がちにグラスを眺めている。
あなたの頭の中がとても理解し難い。あなたが生きた世界を知らないし、感じ得た感覚を知ることも叶わない。
けれど、その場から離れたくなくて、手元に潜めたスマホで術を探ってます。
続きを待ってます。

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