まずなんといっても復讐の代行人、謎の美青年ナナシが魅力的です。ミステリアスで掴みどころがなく、時に人ならざる面が顔を覗かせる……こういうキャラクター、嫌いな方は少ないのではないでしょうか? そしてたたみかけるラストにかけてのゾクゾク感はホラーの醍醐味。素敵なホラー作品でした!
理性の外側へいく様子が描く分かりやすい文体と、スピーディーな展開で一気に読むことができました。伏線がしっかりと張られていて、その回収も見事で、先が気になる!とドキドキさせてくれる作品でした。
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悪魔と契約して復讐するような流れに意外な顛末。ドライな空気で書き綴られながらも、「復讐」をテーマにしたどんでん返しをうまく表現できていたと思います。
感情的に人を呪おうなんて考えるべきじゃないなって悪しき心を咎める物語です。笑ゥせぇるすまんの様な良い意味で嫌な気持ちになります…!是非味わってください…
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