悪魔と契約して復讐するような流れに意外な顛末。ドライな空気で書き綴られながらも、「復讐」をテーマにしたどんでん返しをうまく表現できていたと思います。
小説は「人間」を表現してなんぼだと思います。
まずなんといっても復讐の代行人、謎の美青年ナナシが魅力的です。ミステリアスで掴みどころがなく、時に人ならざる面が顔を覗かせる……こういうキャラクター、嫌いな方は少ないのではないでしょうか? そ…続きを読む
理性の外側へいく様子が描く分かりやすい文体と、スピーディーな展開で一気に読むことができました。伏線がしっかりと張られていて、その回収も見事で、先が気になる!とドキドキさせてくれる作品でした。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(67文字)
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