文章の中にある葛藤や後悔がとてもよく伝わり、最後の一言でうるっとしてしまいました。

過去の話しだけど、今、何かに迷ってる人がいるなら、読んで考えてほしいな。

自分から一歩を踏み出すって、大切だなあ、と思える作品です。

相思相愛を感じました。

すごく甘酸っぱい。いや、ほろ苦いだろうか。

初めてのことがうまくいくなんて珍しいんだから、恋も初めてなんてすぐ忘れて……と思うけど、それができないから初恋なんですよねぇ。

ふと初恋を思い出してしまう、そんな人におすすめですよ。

本作は初恋の模様を丁寧に描いていて非常に印象に残りました。

相手から告白された時の心理描写や、その後の心の動きといったわずかな変化を逃さず、一文字一文字丁寧に表現されていました。

私が主人公の視点で物事を見ていたら、きっと彼のように苦くて切ない思いをしながらその後の人生を送り、大切な記憶として紐づけていたと思います。

叶わない想いを体験したい方にオススメしたい物語です。

若い頃の恋愛ってこういうことが多いよね。っていう、その一つ。
この後悔や終わりが、次への恋愛への糧になる。まだまだ若い恋愛も、その経験も、いつかは酒の肴になるんだと、私は思います。

ふと過去に好きだった人を心に思う方におすすめ！きっとあの日の淡い恋心を思い出せます。

素晴らしいぃ～～～～～～っ！！！
素晴らしいぃ～～～～～～っ！！！
素晴らしいぃ～～～～～～っ！！！

「さんま苦いか塩つぱいか。
そが上に熱き涙をしたたらせて
さんまを食ふはいづこの里のならひぞや。
あはれ
げにそは問はまほしくをかし。」

佐藤春夫　秋刀魚の歌でございますねぇ。

塩つぱいことはございませんが、甘くてほろ苦く、懐かしい味わいでございます。



わたくし思わず五池真礼さまに感化され、「初めて恋を知った日」とのタイトルで悪札を書いてしまいました。御笑覧くださいますれば幸いでございます。
わたくしのは、甘くもほろ苦くもありませんが、塩辛い味付けにしてございます。


ああ、恋する全ての人たちへ。

おそらく私小説に近いのだろうけど
秒速５センチメートルで心に刺さりました。

なんだか懐かしい気持ちになりました。
男の子ってあんな感じだし、
女の子ってあんな感じ。