四割・八分・九厘

作者 清水らくは

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★★★ Excellent!!!

将棋のことは、全くわかりません。
にもかかわらず、読み始めたら止まれなくなりました。
明るく輝く『太陽』と言う名前とは、あまりにも対照的な生活を送る少年……彼が本作の主人公です。
簡潔で無駄を削ぎ落としたような文章をサクサク読み進みながら、主人公の境遇に胸を突かれ、動き出す運命に目が離せなくなりました。

まだ連載中。
登り始めた太陽は、果たしてどこまで輝くのか。
最後まで見守り、応援したくなる物語です。

★★★ Excellent!!!

将棋の強い子供が主人公なら、それは大会に出たり、プロを目指したりするものだと思えば。
そうできない事情が、境遇がある。
プロを目指せることも、恵まれた環境あってこそなんだなと感じました。

1話ごとの文字数は少なく、さらさらと読み進められます。
なのに熱量、文章から伝わる質感、リアルさは、胸を打ちます。
それは例えば、どんな局面だとしても、突き詰めれば毎回駒をひとつ選んで指すだけという、将棋の所作にも似ているのでしょう。