完読。目が離せませんでした。

長い話数で、将棋の話と尻込みすることなかれ。
私は将棋の知識ほぼゼロですが、まったく問題なく読めました。

本作の肝は、一人の少年を中心にした、
愛憎と境遇をめぐるヒューマンドラマだったと思います。一話一話は短いながら(なので、とても読みやすいです)、ラストはいつの間にかあの結末が用意されていて、感じ入りました。

大人になっていく感慨と共に、その境遇と実力があるが故に思う主人公の葛藤が丁寧に描かれます。

彼の行く末と結末、
ご自身の目で見届けてください。

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