みにくい男の人魚のはなし

お楽しみ箱のようなストーリー。
けれん味がなく、シンプルに楽しめます。

人知れない海の中では、こんなやりとりが交わされているのでしょうか。

悲喜こもごも。友情と冒険。
優しい関係で結ばれた、ある二人の旅路を温かく見守ってあげてください。

きっと心和みます。

【お断わり】このレビューは、カクヨムに公開されている、著者の全作品を対象としたものですが、そういうレビュー設定が無いので、代表作のレビューコーナーに投稿する事にしました。

【本文】　著者の作品に共通して感じられるもの。それは、あてどもなく、さすらう人の姿だ。どこから来てどこへ行くでもない、頼りげない、何を思うでもない、感じるでもない、今にも消えてしまいそうな、青白くて透明な旅人の姿である。

そう言った「旅人」に魅かれるものは、誰の心の中にもあるだろう。私たちは自動車でもパソコンでもないのだから。人生は政党の綱領みたいに目的と手段がハッキリしているものではないのだから。

「この主人公は何…続きを読む

ふわふわ浮いているような、そんな文体と世界観、ストーリーがマッチした作品です
読むうちに思わず物語にのめり込んでしまいました

1話が短めに思えるかもしれませんが、その文量こそがやさしいおとぎ話のような本作にぴったりマッチしています。
穏やかな海の世界の物語をまったりと楽しめるお話です。

コーヒーや紅茶を片手に、休日のお供にどうぞ！

まだ全て読めていないのですが、まるで子どもの頃に読んでいた童話集の中にあるような、素晴らしい作品だと思います。

登場人物のキャラ・セリフが愛らしく、安心して読めます。
１話あたりの文字数も作品に合っていて、テンポよく読み進められると思います（´・∞・‵　）

読み終えた後、読み終えた人同士で語りたくなるような、名画のような作品です（´・∞・｀　）

　子供の頃、某仲間の中で一匹だけ黒くて浮いちゃった小魚が主人公の絵本とか、子供向けのさかなの図鑑が好きでよく読んでいたのを思い出す、海の中の美しい描写が魅力的でした。

　登場人物たちもその世界観を損なわない魅力的なキャラクターばかりで、絵本や美しい挿絵のある図鑑を読んで楽しんでいた子供の頃の気持ちを思い出す、優しく癒される物語です。

まだ読んでいる最中ですがレビューさせていただきます。
文章は繊細かつ丁寧で、それでいてくどくないのでとても読みやすいです。

作品を通じてどのようなことを伝えたいか、とてもよくわかるストーリー仕立てになっていると思います。登場人物のセリフも"物語チック"に浮ついたものではなく、しっとりとしていて腹落ちしやすいです。

テンポもいいので、地の文があまり得意でない方でも読みやすい作品になっていると思います。
これからも頑張ってください。

繊細な文章が頭の中で映像となり、
読み進める度、絵本のページをめくるような温かいお話です。

水彩絵の具で描いたような、透明感のある素敵なお話です。