入江 薫

同性愛者の少女・白川愛結は、自分を受け容れてくれなかった家族や田舎を飛び出して東京に行く。出版社で働く従姉妹の白川京の紹介で、小説家・海老原優佳理の家で住み込みのアルバイトをする…

顎木あくみ×カクヨムネクスト特別企画 https://kakuyomu.jp/special/entry/agitogi_next 11月15日発売予定の新作『宵を待つ月の物語…

病を引き寄せる性質を持って生まれた止水（しすい）は、悪鬼と呼ばれ、十八年間座敷牢に閉じ込められて育ってきた。そんなある日「俺の付き人になれ」と言って止水を牢から出してくれたのは、…

時は幕末。斬り合いを何より愛する剣士・間宮幻乃は、ある夜、隻眼の藩主・三条直澄の人斬り現場を目撃してしまう。口封じに殺されたと思ったのに、目を覚ましてみれば、幻乃は直澄の屋敷に連…

自主企画「死別ブロマンスを書いて欲しいリターンズ」（https://kakuyomu.jp/user_events/16818093078423711258）に寄せて書きました。…

　薬屋りんの三話目です。 　お楽しみいただければ幸いです。

私はサリーに興味がある。澄ました顔で電子黒板を見つめるサリーの横顔は、凜としていて好きだ。

※実在する病気に関する記述があります。 死んでしまったカブトムシの幼虫、卵、いなくなったパパの話。

山奥の村落で主人公と村の人たちが父親の遺体を谷に棄てにゆき、翌日取りに行くという話です。遺体の描写があります。時代は1990年代のどこかになります。

自主企画「#父親の死体を棄てにいく」に寄せて書きました。 他者への性的欲求がないノンセクシャルの女と、他者への恋愛感情がないアロマンティックの女が、死んだ夫（パパ活相手）の骨をレ…

【第5回カクヨムWeb小説コンテスト、中間選考突破！】 【第2回ファミ通文庫大賞、中間選考突破！】 【第9回ネット小説大賞、一次選考突破！】 とある普通の女子小学生――“椎名結…

由緒ただしい意地悪な魔女の孫娘・モモは、絵本や児童文学に登場する正統派の魔女として活躍することを期待されている。 しかしモモは現実世界で絶賛放送されている魔法少女番組「キューティ…

転移先は、大正時代でした。 男と間違われ、闇オークションで売られそうになった少女、啓（けい）。 何とか逃げ出すが、裏口でタバコを吸っていた軍人に見つかってしまう。 同じく…

クリスマス・イヴの夜、暗く寒い路地裏に、ひっそりと死にゆく一人の男がいた。彼が最期に出会ったのはーー。

とある事情で科挙の受験を断念した辰蘭《しんらん》は、都の片隅で怪異も扱う何でも屋を営んでいる。 君子が語らぬはずの怪力乱心を語る、との諧謔を込めて、名乗る号は子不語《しふご》堂。…

鏡堂と天宮バディの怪異事件簿第四弾です。 今回は、死因不明の連続変死事件の謎に挑みます。

鏡堂、天宮バディの怪異事件簿第三弾。 〇〇県警管轄下で発生する、一見無関係な数々の事件の裏に潜む謎とは、果たして何なのか？

鏡堂、天宮バディの怪異事件簿第二弾。 今回は白昼起こった焼殺事件に端を発し、不可解な事件が展開されて行きます。

白昼、走行中の自動車内で溺死した2人の被害者。 それは不可解な事件の始まりだった。

日常の中に隠れた妖しいお話の数々

　生贄の少女は、幸せな居場所に出会う。 　寒空の帝都に放り出された珠。彼女の窮地を救ったのは、不思議な髪色をした男・銀市だった。秘密を抱える珠と銀市が、お互いの居場所を見つけるま…

珂泉国には怪奇事件を専門に調査する〈度生司〉と呼ばれる官署がある。そこは禁術を犯した罪人の方士たちで構成される特殊な組織だった。 治病を騙った詐欺師の安玖は〈度生司〉に新たに配…

由緒ある神社の家筋で怪異の視える大学生・三峰唯信（みつみね　ゆいしん）は、ゼミのフィールドワーク中に奇妙な男と出会う。自らを妖怪「鵺」だと名乗り、更には「怪異探偵」を自称するその…

「眠らずの獅子」の二つ名を持つ便利屋の劉英傑（りゅう えいけつ）は、水神の祟りとされる事件をきっかけに「百華道士」こと丁洛宝（てい らくほう）の噂を聞く。牡丹さながらの美貌だが人…

　中国古代ファンタジー×オカルトコメディ、そして青春のモラトリアム。 　紀元前６世紀、春秋時代。中国は山西省に晋という大国があった。いずれ大臣として国を担う若い貴族たちは研鑽ど…

2075年、国際刑事警察機構（インターポール）は大々的な改革を行った。そして改設されたのは完全に独立した警察組織、『国際警察機関』IPA。 それから六年、日本警察からIPAに引…

　時は明治二十三年。 　御一新から二十年以上、西南戦争から十年以上が経ち、明治憲法が発布され、日本は近代国家への道を進んでいた。 　その裏で、東京の闇には未だ魑魅魍魎が跋扈し…

時は太正三十年。 田舎から出てきた少年、御厨小鞠は出版社『文楽社』に勤める若者だ。 彼はある日、上司の朝凪宗一からとある作家の原稿を回収することを頼まれる。作家の名は椿凛世。怪奇…

　万屋 覚（よろずや　さとり）——人は彼を怪異探偵と呼ぶ。なぜなら彼は怪奇現象を解決する名探偵だからだそうだ。 　僕、朝霧 醒司(あさぎり　せいじ)はひょんなことから彼と出会い…

一話完結方式です 登場するお酒と展開する話が 極上のカクテルになっているかどうか まずはお味見の一杯をお試しあれ

BAR「夜行」のマスター城ヶ崎詩織は、風変わりな怪談蒐集家であった 彼女が怪談の根源に至るとき、全ての真相が明らかになる 夜が明けるまでどうぞお楽しみください

カクテルバー「スモーク」 　古都京都、木屋町３条にほど近い姉小路通りにその店はある。 　上司のパワハラが原因で会社を辞めた鈴音と私立探偵を志す変わり者のマスターが切り盛りするカク…

　銀行にお金を下ろしに行っただけなのに、強盗に合ってしまった。ソファーの陰で息を潜める中、隣には冷静に状況を把握する外国人がいた。 　彫刻のような男に見入っていると、状況を打破す…

小鳥遊涼は、オーナーの神宮司怜子にスカウトされてバー『よすが』で働き始めていた。そんな時、裏メニューの存在を知る。 それはコープス・リバイバー……死体を蘇らせるという意味のカクテ…

門司港の静かな夜が、一つの事件で一変する。 高名な宝石商斉藤隆が主催する展示会で、最も貴重な宝石「夜の輝き」が忽然と姿を消した。 この事件の背後には、古い伝説と現代の陰謀が交錯す…

サイコバニー小説大賞参加作品です

終わりゆく世界を救うため、小娘たちはたった二人で旅に出た――。 空は荒れ、地は乾き、天変地異と戦に疲れた大人達が明日を諦めた世界で、形骸化した「勇者」の称号と「魔王討伐」を拝…

根生将吾郎は異世界でヒーローになることを夢見る親友・有田裕飛を甲斐甲斐しく支える、控えめな高校生。 人助けに奔走する友を見守り、支えるのが彼の幸せだった。 ある日２人は念願の異…

死別ブロマンスリターンズのために書きましたが意図せず偽教授竜葬杯のおもむきがありますのでそちらにも出します。

フラれた先輩（男）に付き合ってあげる大学生（男）の話。 相変わらずジャンル不明ですが、今一番書きたいことを好き勝手に書いたらこうなりました。BLではないと、個人的には思っており…

記者志望のブラッドは霊感が強い上、人の裏の顔が見える異能のせいで失業中で宿なし。ある日「住み込み」という条件につられ通称クラレンス・ホール（公家屋敷）という貴族の邸宅の求人に応募…

男二人が死別する、死別ブロマンス小説です。 不適切な表現があるため合わないと感じた方はブラバをお願いします

昨日と同じような一日を、今日も生きる僕に生きてる意味なんかあるのだろうか。 変わり映えのしない毎日に、人生に、響は嫌気が差していた。ある日、いつものように憂鬱とした気持ちでホーム…

十数年前、魔法はなんの前触れもなく〈発現〉した。都心のとある大学に通う青年・ヒイラギも、突然に「魔法持ち」となったうちのひとりで―― 人口の約半数が、突如として魔法を使えるよう…

【 あらすじ 】 　江戸のような街並みの幽世。そこは、妖や人ならざる者たちが人間のように生活している不思議なセカイ。 そんな幽世に存在する妖たちを、守る者たちがいた。 　現…

「一度だけ言う、二度とは言わない。殺そう。僕と」 　――いじめられ続けた孤独な少年と、荒れた家庭で顧みられない不良少年。 　異質に見えて同じ鬱屈（うっくつ）を抱えた二人は、誰か…

　母譲りの阿波弁をこてこて使うて、高校球児に化けた狸の与太話を綴りました。今回は美馬は別所(べっそ)の大クスに住み着いた二匹のバッテリーの物語。 　例によって例の如く徳島県のリア…

砂漠の国。その国にかつて在った“水の蜂”と呼ばれた種族。 水を生み出し、人々に水を与えていたというその存在は、およそ数百年前に滅びたとされていた。 そんな水の蜂の痕跡を追う三人…

舞台は石畳とレンガの建造物が立ち並ぶ、古き良きヴィンリル王国。 そこでは昔から動物と人の姿をした「人外」が生きていた。しかし彼等は人間に忌み嫌われ、迫害の対象となっている。 …