『あめおとこ』シリーズ第二弾!!不可解な完全炭化状態の焼死事件が相次ぐ中で浮上して来た容疑者の 名前 に鏡堂刑事の過去の忸怩たる思いが疼く。『赤い猫』が付かず離れずの距離を取り事件に不穏な影を落とす。 ほのかみ とは。焔を以て全てを焼き尽くす、その大いなるものは。犯人の思惑に利権が絡み、事件は更に複雑な様相を呈してゆく…。鏡堂、天宮両刑事の活躍。彼らの信頼と細やかな感情の行方は。 そして物語は『ことだま』へと続く。
前回の「あまおとこ」に引き続き、鏡堂刑事シリーズ第2弾です。今回からは、前作でバディとなった天宮刑事も本格参戦で、息の合ったコンビ振りが楽しめます。強面の鏡堂刑事に臆するどころか、グイグイと切り込んでいく天宮刑事の若さがいいアクセントとなっています。肝心のミステリー部分も前作同様、丁寧に積み重ねられた読み応えのある仕上がりです。人体発火現象を彷彿とさせる連続放火事件はどんな結末に辿り着くのか。是非ともご一読を!!
前作で雨男事件の真相を突き止めた刑事の鏡堂と天宮。本作ではバディを組んで新たな事件に挑む!発生する連続放火焼死事件。その容疑者は鏡堂の過去に関係のある人物だった。普段寡黙な鏡堂の過去に踏み込む、本格ホラーミステリー!