概要
独り立ちおめでとう、アリス
自主企画「死別ブロマンスを書いて欲しいリターンズ」(https://kakuyomu.jp/user_events/16818093078423711258)に寄せて書きました。
目玉コレクターの少年とアルビノの殺し屋の死別ブロマンス短編です。
目玉コレクターの少年とアルビノの殺し屋の死別ブロマンス短編です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!キラー・インサイド・ミー
目玉という物体の持つ美しさに惹かれる少年の内面を描く冒頭部に、まずぐっと引き付けられました。耽美性を帯びていながら論理的、淡々としているようで熱意を感じさせる、まさしく狂気的な語り口です。この調子で物語が結末を迎えたとしても、僕は満足して読み終えられたことと思います。
しかし実際のところ、それはあくまで導入に過ぎません。「死別ブロマンス」と銘打たれている通り、少年は不思議な殺し屋と出会い、そして別れを迎えます。
一般的に殺し屋というのは資格ではなく、殺しによって対価を受け取って生活している者に与えられる呼び方でしかありません。殺し屋になりたければ、「自らの意思で犯罪者となる」ほか…続きを読む