小学生が謎の生き物と関わって得た魔法で何かと戦う…昨今、王道とされる魔法少女ものです。
しかしながら、流行り物という印象を払拭してくれるのが、作者のキャラクターたちへの思い入れ、大切に書く丁寧さだと感じました。
キャラクターたちは小学生ですが、この物語で「小学生だから、ここまで分からないだろう」とか「小学生だから、こんな幼い考え方をするだろう」という安直に記号化された描写はありません。
寧ろ小学生だからこそ、ここまで考える、ここまで知っている事で、彼女たちの持つ純粋さや強さを表現し、一生懸命さを見せる事でキャラクターに命を布巾でいるように思えます。
物語はショッキングな事、陰鬱さを感じさせられる点もありますが、そんなストーリーであっても、彼女たちを応援したくなるのは、子供だましではない表現力にあるはずです。
流行に乗っただけの適当さがない物語、今だからこそ読みたい作品です。
【42話まで読んで、レビューです!!】
女子小学生:椎名結衣ちゃんはひょんなことから「本」に出会います。
その正体は、喋る魔法のステッキ「ガーネット」さんでした。
この物語は、魔法少女の話なんです。
魔法に、強化、異能力など、色んな人との出会いがありつつ、そして……。
人は「願い」によっては、狂わせる。
救いたい願いがあるのは、人の欲そのものであり、本能なのだ。
読みやすさや描写はもちろん。
ガーネットとの会話の掛け合いも面白いのですが、なにより「プリ〇マ☆イ〇ヤ」みたいアニメのような展開を思い出しました!
沢山の魔法少女物を見てきましたが、敵の存在もしっかりしていてワクワクですし、物語を進めるにつれて、少しずつ結衣ちゃんも成長しています。
そして、作者様と共に歩んでいるような……。
魔法少女と共に成長している作品だなって感じた、とても愛の溢れた作品です!