目覚めたら異世界で国境警備隊の隊員になっていた件。

才智正哉（さいち・まさちか）は社会人一年生の会社員。ある日、真っ暗な闇の中で嘆く赤髪の青年の夢を見てから目を覚ますと異世界にいた。しかも、夢で見た赤髪の青年ゼノンの体に意識を宿した状態で。仲間に「僕はサイチです」と訴えてもまともに取り合ってもらえず、仕方なく『ゼノン』として過ごすことに。国境警備隊の任務について教わるうちに仲間たちと交流して次第に打ち解けていく。元の体に戻るためには欠落した互いの記憶を思い出さねばならない。

すぐ泣く隊長、隊長至上主義の班長、無愛想な同僚、人懐こい同室の同僚、世話焼きな家政夫、優しい軍医、腹ペコ魔術師に囲まれて、異世界で悪戦苦闘する青年のお話。


※主人公の名前の漢字を『正親』から『正哉』に変更しました。読みは『まさちか』のままです。もし変更し忘れてる箇所を見つけたらそっと教えてください。