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◆レビュー

「クビにしたメンバーは凄いスキル持ちだけど、問題児ばかりでした」

勇者と賢者がラスボス前でパーティーメンバーを追放してしまい、ざまぁされる展開のはずが……という作品でした。

一人目がなんだかんだ言いながらも良い感じに終わった、と思ったら、二人目のエピソードでは酷い有様という展開（でも最後は一応丸く収まった？）と思ったら……という二転三転するストーリーでした。

そのため、この作品の面白さというのが分かるのが、オチがつくまでの戦闘が長いこともあって、10話以上読まないといけないということもあり、カクヨム的（WEB小説的）に不利な作品です。

ただ、ある程度話を読んだ感じだと読んで損はないという作品ではあります。

ただ、そこに行くまでの読むハードルが高い（その前の戦闘シーンが3話くらい続くため、少し中だるみ感がありました）のが気になった点です。

例えるならBLEACHの戦闘シーンみたいな感じ（あそこまで酷くはありませんが）を受けました。

気の短いWEB小説読者だと、おそらく6～7話あたりの離脱が多くなるんじゃないかなと思いました。

冷静に考えると、二人目の真の勇者が詐欺行為（水増し請求）を幇助したりして、この時点でやべえやつなのに、勇者の力で自爆しないなど違和感を覚える（かもしれない）ところはありますが、比較的勢いで押す感じのストーリーなので、気にならないように持って行っているのはさすがだと感じました。

というのも、意外と読者の勢いを止めて、冷静に考えさせてしまい違和感を覚えさせてしまう作品が多いです、私の作品にも言えることですが。

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