SFを書いてくださいと彼女は言った/真田宗治
◆作品URL
https://kakuyomu.jp/works/16818023212693641166
◆レビュー
「SFという妄想から始まる未来」
主人公のSF小説が未来という現実を作るという前提で未来のディストピアを回避するために現代にタイムリープしてくる未来人とAI?のお話です。
SFよりな世界背景ではあるものの、ジャンル的には現代ファンタジーにも近い感じです。(定番のダンジョン・配信ものではありませんが)
何より、いきなり大槌で破壊しまくるというヒロインの登場からしてインパクトは強く、そういう意味では興味をひきやすい作品だと感じました。
一方で、主人公の立ち位置が「SFを書く人」という以外の部分であいまいな感じを受けました。
主人公が意外とタイムリープしているような印象を受ける発言があったりしますが、実際にはタイムリープはしていない(別の世界線の主人公)かなと思われるのですが、そのあたりの世界設定が分かりにくいように感じました。
細かく見なければ、あまり違和感はないのですが、逆にそのあたりを細かく気にすると、世界設定の説明が少し足りないのかなと感じました。
このタイプの世界設定に関して、個人的にはシュタインズ・ゲートの「世界線」という設定が標準的なのかなと考えておりますが、これはタイムリープを引き起こして過去を変えることで、今の世界線の未来を変えるだけ(ほかの世界線ではバッドエンド)という考え方なので、主人公の世界線がいきなり超えたように見える表現は、やや違和感を感じます。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます