その未来の先に何があるのか/春夏秋冬
◆作品URL
https://kakuyomu.jp/works/16817330665841551156
◆レビュー
「凍り付いた時が動き出す」
主人公が7年前に別れた少女と再会したことから始まるお話です。
少女の超能力がもたらした事故、それに起因して少女を守る者と、殺す者の関係を描いた話なのですが、かなり人により評価が分かれる作品なのではないかなと感じました。
というのも、まず、序盤の展開がかなり遅く、3話目でやっとヒロインが、5話目でやっと超能力の話になってくるようになっています。
ただ、この程度であれば、うまく引きさえ作れればいいのですが、主人公が記憶喪失であることも関係して、話の続きに対する期待感があまりない状態で話が続いていくため、次を読もうという意識が作りにくいように感じました。
恐らくためらいのようなものを演出しているのだと思うのですが、1話まるまる引っ張るような感じになっているため、間延びする印象を受ける方もいるのではないかと 感じます。
この点は終盤のテンポの良さを考えると、惜しいところだと感じました。
この引っ張り方をするのであれば、ジャンルが現代ファンタジーだとかなり厳しいと感じます。
終わらせ方も、微妙にすっきりしない展開ということも考えると、現代ファンタジーの読者には刺さりにくいかなと。
むしろ、ジャンルをミステリーにした方が、読者に刺さる可能性が高いように感じます。
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