あの子が世界を救うまで~Wolves Official Story~/悲哀の笑太郎

◆作品URL

https://kakuyomu.jp/works/16817330663024175563


◆レビュー

「0番目の少女は7つの世界を渡り気ままに旅をする」


まず最初に感じたのは、読み始める敷居の高さが非常に高いということでした。

最初から最新話まで読んでみましたが、No1の1.4あたりまで読まないと、異世界的な雰囲気が見れないため、作品としては、そこまで読まれるかどうかが一つの分水嶺になると感じました。

キャッチコピーを見てタイトルを見てきた読者が8話目まで読んでとなると、離脱されることも多いような気がします。


背景として、この話自体が記録動画を見ているという体もあり、時系列を前後させたりするのが難しいのだと思われますが、1.4以降のダイジェスト的なエピソードをプロローグに入れると、離脱しにくくなるのかなという気がしました。

例えば、プロローグに書いてある手紙を読んでいる何者かが、「とある少女が7つの世界へと旅立ったことについて」回想するようなシーンを入れるとかでしょうか。


カクヨムの場合、どうしても読者は最初から順番に読んでいくという形になってしまうので、最初に大きく謎を提起しておいて、少しずつ解決していくという話の持っていき方はいささか不利です。

その点はなろうの方がエピソードを戻って見返しやすいインターフェイスなので、そういった話を作りやすいのかもしれません。


個人的にはタイトルにもキャッチコピーにもパワーワード的な要素が少ないので、いっそのこと「世界から追放された少女は魔術世界で成り上がる!」みたいな感じにして「追放」と「成り上がり」といったパワーワードを入れるといった方向性を考えてみるのも良いかと感じました。



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