捨て猫を拾ってきたら祟り神だった件について/八重樫 月夜
◆作品URL
https://kakuyomu.jp/works/16818023213994053346
◆レビュー
「「一体いつから祟っていないと錯覚していた?」「祟ってないでしょ? 一度も」」
拾ってきた猫が祟り神(自称)だったというお話。
ことあるごとに祟るという祟り神(自称)のしゃべる猫と猫を愛する津田美海の心温まるお話。
祟り神というタイトルに対して、ストーリーはほんわかした感じで進んでいきます。
祟ると言いつつも、実際に祟るわけではなく空回りしている猫のギャップによって、かわいく見えてくるのは不思議な感じでした。
実は祟り神がヒロイン枠という意外性もあって、文章自体は短いながらも面白い作品に仕上がっています。
ただ、最初にタイトルとキャッチを見たときの感想としては、正直「うーん、どうだろう」という印象でした。
祟り神というおどろおどろしい雰囲気やキャッチの厳しい上下関係を連想するような会話からだとストーリーの緩い感じがあまりなくて、検索で出てきたときなどに、読もうと思うかというと難しいと感じました。
ストーリーそのものがかなり秀逸で、個人的にはもっと人気があってもおかしくないと思うだけに、残念な部分かなと思います。
タイトルは今のままで、キャッチを緩い感じの文章にすると、より目を引くかなと感じました。
個人的にはゆるめの路線の方がしっくりくると感じたので、最初のシャワーシーンを外して、仕事から帰宅した形にして、その後で一緒にシャワーを浴びる(当然猫なので嫌がる)っていう感じにした方がコミカル感は出るのかな、などと感じました。
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