冤罪のせいで全てを信じられなくなった俺は、学校の屋上でクールイケメンに出会った〜なんだかんだ同棲することになったが、君女の子だったのかよ!?〜/@optimumpride
◆作品URL
https://kakuyomu.jp/works/16818023213506634290
◆レビュー
「あの日、全てが壊れて、その日、生まれ変わる」
痴漢の冤罪をかけられた主人公が全てに拒絶されたところから始まるお話です。
冤罪だったことが判明しても、主人公の心の傷が癒えることは無く、壊れた関係は元に戻りませんが、その代わりとして屋上で出会ったイケメンと新しい関係を築いていきます。
ストーリーはオーソドックスな展開ではありますが、ストーリーの中でのヘイトののせ方が上手く、次を読むための期待感は十分にあります。
ただ、その期待感がよくあるチートやざまぁなどのポジティブ寄りの期待感というよりは、もやもやした感じを残したまま進むような感じなので、気楽に読んで楽しめる作品ではないという感じを受けました。
そのもやもやの一番の原因が、一番の原因である冤罪をかけた女性があっさりと断罪されただけになっている点と、学校や担任の非を責められる場面がないというところにあると感じました。
とはいえ、そこら辺のもやもやを残すことによって、先を読むというモチベーションにつながるように感じました。
そのあたりを掘り下げるとすっきりした感じにはなるのかと思いますが、先の展開への期待感が下がることを考えると一長一短かなと思いますが。
一応、ざまぁ要素的な感じにはなっていますが、冤罪をかけた女性に対して、主人公の周りが誰も批判的な思考にならない(良くも悪くも悪になり切れない)ため、ざまぁしてすっきりという展開を希望するのであれば期待は難しいかもしれません。
一方で主人公が幸せを手に入れるまでの過程を楽しむということであれば、期待して良いかなと思います。
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