元義妹、通い妻になって矯正してくる。そして周囲には恋人とおもわれている/@a201014004
◆作品URL
https://kakuyomu.jp/works/168169278602305534
◆レビュー
「王道的ツンデレの襲撃」
元義妹のヒロインが主人公の家に押し掛けるようにやってきて、ダメだしをする作品です。
ヒロインと主人公の掛け合いもテンポよく、周囲の盛り上げ方もしっかり書かれていて、サクサクと読み進められる作品でした。
ただ、ヒロインのダメだしが辛辣すぎるので、個人的には読んでいて若干しんどい感じを受けました。
ヒロインのダメだしの仕方が潔癖すぎるということもあり、その点で言えば、読むのにやや重い感じを受けます。
ただ、個人的に、と書いたように、この落とし方で落としてからデレで上げるというスタイルであることを考えると、このギャップが作品の魅力にもなっています。
また、ある意味では「お約束」となるのですが、序盤から一貫して同じパターンを繰り返しており、多少ワンパターンに感じる部分もありました。
ただ、そう感じたのは、個人的にヒロインのダメだしがきついと感じているせいもあるかと思われます。
そこが気にならない方だと、ちゃんと「お約束」として楽しめるのではないかなと感じました。
このように感じた原因としては、ヒロインの名前が「れみ」という平仮名2文字になっていることが影響していると思われます。
平仮名の羅列の中から単語を見つけるというゲームがありますが、この時に見つける順位は名前などの固有名詞よりも一般名詞の方が優先されます。
ですので、前後が平仮名の場合、「れ」あるいは「み」もしくは両方が前後の平仮名に単語として食われてしまいます。
例えば「今日はれみと」という文章の場合、「れみ」という名前よりも「はれ」の方が目に付いてしまいがちになるので、読んでいて「アレ?」となって止まってしまうことが多かったです。
結果として、さらっと読みたいところで止まってしまうので、余計にヒロインの「ツン」に当たる部分が印象に残ってしまうのだと感じました。
また、同じブロックのなかで「れみ」が何回も出てきており、それが「くどさ」にもつながっているのかなと感じました。
2個目以降は「彼女」と代名詞に置き換えたり、漢字、あるいはカタカナ表記にする、カギカッコで括る、傍点を入れる、名前を3文字にするなどして、名前を目立つようにすると先の印象も変わってくるのかなと感じました。
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