星の国~family~/紫 李鳥
◆作品URL
https://kakuyomu.jp/works/1177354054891072858
◆レビュー
「孤独な少女は、星の国で真実の愛を見つける」
孤児となった少女である主人公が、星の国に連れていかれ、その国の住民のやさしさに触れて、両親を見つけるという話です。
短編なのもありますが、ストーリー自体が詰め込むような形でなく、絵本のようにゆっくりと進んでいくような形ですので、そういった落ち着いた話を読みたい方にはおススメだと思います。
そういった絵本のような雰囲気の作品なのですが、一方で、主人公(歩詩子)と(紫帆子)の名前が気になりました。
というのも、使われている文字の中に画数の多い文字が含まれていることと、3文字の当て字のような名前になっていることが、そういった世界観に対して違和感を覚えました。
例えば、二人の名前を星子と月子とかにすると、漢字も小学校低学年で教わるようなものとなり、また、子供のイメージからすると、月の子供が星ということで、受け入れやすくなるのかな、などと感じました。
あくまで、対象読者を小さい子や小さい子を持つ母親といった想定しているので、想定が変わると、また別の解釈になるかとは思います。
あとは、名前を呼ぶときのルールとしてカタカナを使っているようなので、「ほしちゃん」も「ホシちゃん」の方が一貫性があるかな、と感じます。
ただ、字の雰囲気は「ほしちゃん」の方が良いので、難しいところではありますが。
いっそのこと、名前をひらがな統一でもいいのかもしれません。
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