概要
あたしは二百円で見知らぬ土地に売られた。
第二次世界大戦前夜、激動の時代。
家族のために売られた子供が辿る、運命と反抗の物語。
拙著「魔物の森のハイジ」の基となる、2000年発表作品のリメイク版です。
家族のために売られた子供が辿る、運命と反抗の物語。
拙著「魔物の森のハイジ」の基となる、2000年発表作品のリメイク版です。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!出会って、恋をして、行き先を見つける。悲しくも幸福な、ある人生の物語
「行く、という意味の雪」。
身柄を売られ、暗澹とした思いで行き着いた先で、留は新しい名前をもらう。
命名した主人・鳴滝は変わり者で、留こと雪は首にされまいと必死に働く中で、少しづつ彼への印象を改め、やがてその人柄を好ましく思うようにすらなっていく。
が、時節はおりしも戦前。
開戦へと向かう時代の波は、雪と鳴滝の下へも訪れて……。
お話の筋は、ある意味シンプル。
そして、だからこそページをめくる価値があります。
幼い頃に図書室で読んだ名作を思い出す、豊かな画風の文章。
一人の娘が過ごす日々と心境にあくまで焦点を当てた細部。
大戦前という時代背景を苦手に感じる方もいるかもしれません。
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