伊草いずく

ほんとにお気をつけ下さい、強烈な飯テロエッセイです。 なんなら食後でも危ないです。 大人しくさせたはずの食欲が暴れながら帰ってくる……！ お伝えしたいことの核はおおむねこの三行(…続きを読む

参考作品に『羊たちの沈黙』『鬼平犯科帳』、それに北方謙三の『水滸伝』。 ルブランを思い出す空気感、描写の中で、油合羽をトレードマークにした警官たちがしかし、“政争の国”と呼ばれた…続きを読む

・ごくごく普通の高校生女子 ・どこから見ても特別で、びっくりするほどまっすぐな猛獣系美少女 ・非日常が日常、生まれも育ちも「普通」ではあり得なかった玲瓏少年 ・がデコボコしながら尊…続きを読む

自分が思う本当にいいお話というものは、時に以下の条件をきっちり満たしてきます。 ・先が予想できない ・しかし期待を超えてくるだろうという信頼だけはある ・そしてその信頼にひんぱん…続きを読む

恋愛スキャンダルが報じられたアイドル。 帰る家はどこにもない。帰りたくない生みの親がいる袋小路しかない。 恋にかけた希望はあっさり途切れ、あとには自分が全部悪いことになった契約だ…続きを読む

許された字数にあわせてお話の形を組み替え、エピソードや描写を調整しレギュレーションに合ったいい作品に仕立てる。 短編→長編ならやれるかもしれない。でも長編→短編の場合はどうだろう…続きを読む

　あの人見知りが激しく内気な少女は 「はぁぁぁぁぁぁぁあ‼」 　無事、岩を踵落としで砕けるまでに成長した。 ――本編第一話冒頭より抜粋―― うなるフィジカル、ほえるメンタル…続きを読む

「行く、という意味の雪」。 身柄を売られ、暗澹とした思いで行き着いた先で、留は新しい名前をもらう。 命名した主人･鳴滝は変わり者で、留こと雪は首にされまいと必死に働く中で、少しづ…続きを読む

お話のページをめくる時、読者は物語に何を求めているだろう。 気分を変えてくれること？ 考えを深めてくれること？ 新しい視点を与えてくれること？ いま自分がレビューを書こうとして…続きを読む

お話では、主人公が感じているモヤモヤとした気持ちは割とよく整理される。 さっぱりして、なんだこういうことだったのかとわかって、それじゃああしようこうすれば解決だ、と落ちついて一件落…続きを読む

「何かを探す目をしている」 少年兵社会復帰プログラム。 戦場を生き延びた先で、男はボスにそう告げられた。 そういうやつは死なない。 探すものがある間は。探し続けている間は。 …続きを読む

R(ルールを華麗にスルーしていく)　T(ツッコミ欠乏ぎみの)　A(圧倒的無法) ローグとはこれすなわち無法者の意。 勝てばよかろうがならず者の常識、アンブッシュはニンジャだけの特…続きを読む

――書けるのか、ここから先が。 数話完結形式のエピソードが続いてきた先、終盤エピソード「ラスト・アタック」が始まる、その手前で思ったことです。 趣味だろうと、アマチュアだろうと…続きを読む

たった4000字、しかもネタでもギャグでもない。 当然仕込めるネタは限られている。 このお題にそった作品をガーッと読んでいく時、特にいい味を出してくれる一本だと思います。 すごくよ…続きを読む

弟子入り前のことは覚えていない、魔女に引き取られた赤毛の娘。 師の跡を継いだ今も忘れないのは、年に一度の十二月、《クランプスナハト》の夜の思い出。 歳幼い魔女を訪ねて周り、お守り…続きを読む

ユルい。 ダルい。 ホットかアイスかで言えばヒトと話しながら三分の一くらい飲んだ時残るヌルいホット。 そこはかとないサザエさん時空に包まれたホテルの一室で男女二人がぐっだぐだのや…続きを読む

たたみかけるような会話劇。 一癖あって愛せるキャラクター。 どの組み合わせでも発生する安定のコメディ要素。 試される腹筋。 そしてグイグイくる明るい腹黒溺愛。 温かいノンシュガー…続きを読む

このエッセイのタイトルに掲げられている「延々」は、 「この作業を始めてどのくらいがたったんだ……」 「まだ終わらないよう！」 「この果てしない時間がオレに“死角で眠る”特殊技能を…続きを読む