概要
『みんなの夢』だから傷つけていいわけがない
アイドルがブチキレて街を破壊する
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- ★★★ Excellent!!!こんな夢ぐらいずっと続け
恋愛スキャンダルが報じられたアイドル。
帰る家はどこにもない。帰りたくない生みの親がいる袋小路しかない。
恋にかけた希望はあっさり途切れ、あとには自分が全部悪いことになった契約だけが残る。
「契約を破ったのだから何をしてもいい」
そうかもしれない。何しろそういう契約だ。
けれど、では、そんなものがあっさりと成立してしまうことそれ自体に非はないのか?
それに金を払い、大した悪気もなく支持し維持し続けているそっちに、責められる余地はひとかけらもないのだろうか?
からからに干からびた疑問に選択肢が転がってきた時、最後の舞台の幕が上がる。
握った操縦桿、絞られるトリガー。
骨肉は弾け、鮮血…続きを読む - ★★★ Excellent!!!抗え。そこに「正しさ」なんて無かったとしても。
世間知らずを承知であえて言う。
プロも含めて、ここまでの文章を書ける作家がどれほどいるか。
話の筋は簡単だ。
スキャンダルをパパラッチされたアイドルが逆切れして悪魔と契約してロボットに乗って人類を虐殺する。
脈絡もヤマもオチも成長も救いも、何もない。ただ一人の少女が喚いて暴れて、疲れ果てて眠り込む、それだけの物語。いや物語とすら言えるかどうか。唐突な終わりは(それこそが主人公=作者が狙った結末なのだとしても)、納得しきれないモヤモヤを心に残す。もっと書けるだろ。もっとやれるだろ。話だってこれからいくらでも広げられただろうし、もっと前向きで、さわやかで、多くの人に受け入れられる結末にだって…続きを読む