核よりも熱く死ね

作者 顎男

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★★★ Excellent!!!

圧倒的な世界観と筆力、これだけの言葉を羅列しているのにムダのない文章の組み立て。
天才だと思います。
確かな知識に裏打ちされ、研ぎ澄まされた多彩で圧巻の表現力。映像が脳裏に鮮やかに再現されました。一本の上質な映画を観ているみたいな読後感でした。こんな方がいらっしゃるんですね。ユリイカ!

★★★ Excellent!!!

 初見から作品に引き込まれて作品フォローさせてもらい、それからなんだかんだと読み終わるまで時間が空いてしまいましたが(作品が云々という話ではなく、あくまで個人的な事情、というか怠慢で)、文面に意識がぴたっと重なった瞬間、一息に読み終わってしまいました。

 凄まじい作品だと思います。
 あまり沢山は読めていませんが(怠慢で)、カクヨムで読んだ作品の中では、一番の衝撃度だったと感じています。
 話の概要は他の方が紹介していらっしゃるでしょうから割愛しますが、とても強い引力を秘めたお話です。出だしからその魅力は迸っていて、続き(具体的に言うと三話から)を読み始めるまで結構時間を置いたにも関わらず、冒頭から読み返す手間もかけずにあらすじをすんなり思い出せました。つまり、それだけインパクトのある印象だったということです。「だったら初見時に読み切れよ」と言われそうで恐縮ですが、もっと早く読み切ればよかった、と自分でも思います。

 『核よりも熱く死ね』
 お話の展開や描写力はもちろんですが、何よりもこの強烈なタイトルが、見事に作品の性質を表しています。読み手としても、書き手としても、芯から震わされるお話でした。
 恐れ入りました。

★★★ Excellent!!!

この作品を読んでいて、「天才だ」と思いました。
僕は読書家ではありません。純文学を読んで心が震えた経験なんてありません。読みやすいティーンズ向けの文庫が、僕に感動と楽しみを与えてくれる芸術或いはエンターテインメントの上限なんだって思っていました。
でも、これを読んでいて、心が震えました。
文章を読んでいて、それが文章である必要性がある、そして、それがたった数話分の文章で全て充分に表現されている、そんな感覚を初めて抱きました。
楽しい時間を、本当にありがとうございました。

★★★ Excellent!!!

長い間耐えに耐えて、ついに限界の来た彼女がセカイをぶち壊しにかかっている。
悪魔は誘惑し、天使は戸惑っている。
この先の展開で、彼女が何を見出すのか・・・?

最後に救われるのは主人公なのか、もしくは別の誰か(第三者)なのか。
それは創造主(作者)のみぞ知る・・・完結まで、目が離せず追いかけた一作でした!お疲れ様でしたッ!!
2017/11/15

★★★ Excellent!!!

世間知らずを承知であえて言う。
プロも含めて、ここまでの文章を書ける作家がどれほどいるか。

話の筋は簡単だ。

スキャンダルをパパラッチされたアイドルが逆切れして悪魔と契約してロボットに乗って人類を虐殺する。
脈絡もヤマもオチも成長も救いも、何もない。ただ一人の少女が喚いて暴れて、疲れ果てて眠り込む、それだけの物語。いや物語とすら言えるかどうか。唐突な終わりは(それこそが主人公=作者が狙った結末なのだとしても)、納得しきれないモヤモヤを心に残す。もっと書けるだろ。もっとやれるだろ。話だってこれからいくらでも広げられただろうし、もっと前向きで、さわやかで、多くの人に受け入れられる結末にだってできたじゃないかと。

しかし作者はそれをしない。
物語だからと、結末に安易な納得を求めない。

世界はどこまでも非情で、格差はどこまでも残酷で、声を上げても、力を手にしても、そのことで何かが報われることなんてなくて。

「それでも」

なお抗わなければならないのだと。
どれだけ傷ついても、どれだけ傷つけても、常識とか世間とかに唾を吐いてでも、自分を貫くことが正しいのだと。
そんなテーマを、一人称とも三人称ともつかないどこか乾いた文体で、愚直に不器用に、しかし絶対に妥協することなく描き切る。

そのスピード感と密度に、ぜひ酔ってほしい。
この物語が、ひとりでも多くの人に届くことを願う。