概要
危機迫る二人の前に現れたのは、同級生の継片昴生。彼は現代では存在を認知されない魔術師だった。
三人に待ち受けるのは心躍る大冒険――などはなく。
これまでと変わらない平凡な日常。ごくごく普通の賑やかでありふれた平穏な高校生活。
「鬼退治、悪魔祓い、どんとこい! 妖精だって躾してやるわ! なんか格好いいし!」
……おおむね平穏?
これは、ちょっと特殊な事情と役割を抱えた普通の高校生の青春と繋がり。
『方舟』へ至る欠片を手にした彼女達にとって、かけがえのないものであり――『大災害』によって崩壊するまでの、五〇〇日間の物語。
**++*++*++**
残酷描写、暴力描写はほぼ保険。性描写は不要だと思うけど念のための
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!迫る災厄の時、誰が欠けても成り立たない少年少女の日々
・ごくごく普通の高校生女子
・どこから見ても特別で、びっくりするほどまっすぐな猛獣系美少女
・非日常が日常、生まれも育ちも「普通」ではあり得なかった玲瓏少年
・がデコボコしながら尊くなっていく
魔術あり、異能あり、唯一無二の関係性と感情あり。
限りある日常を映すジュブナイル。
・じっくりことこと煮込まれた過去
・理性で厳重に絞首刑された感情
・二人のことはよくわかってて大事にしてるくせに自分は別にいなくてもいいでしょと致命的な勘違いをしている一人×3
(・章ごとにあわせてお出しされるバッドエンド分岐)
以上が好きな方に破滅的におすすめです。
そうそう見られない関係性と感情の物語が体験…続きを読む - ★★★ Excellent!!!あらすじが辛い
あらすじから本編に入り登場する少年少女のかけあいを見ていると胸が締め付けられます。
実際にそのような形で締めるのか、言葉の裏を読んでいいのかは私が見た所まででは、まだ不明です。
ですが、それゆえに先が気になりついつい読んでしまうというのは、きっと作者様の手の上で踊っていることと同義なのでしょう。
そして結末を決めているからこそ、ここまで確立された世界観を読み手に見せることができるのだろう、と感嘆の吐息を洩らすばかりです!
丁寧かつ繊細な描写なので、お堅いかと想像する方もいるかもしれませんが、会話でメリハリがついているため、
常に緊張を強いられるようなスタンスで読む必要がないのも読みやすさの…続きを読む - ★★★ Excellent!!!これはやがて終わりへ至る、魔術に彩られた五〇〇日のアオハル
タイトルなりタグなりあらすじなり、あるいはひとこと紹介のどれおかなり。何かしら引っかかるものを感じた方、よろしければそのままプロローグをお読みくださいませ。それでだいたいどんな導線の物語かはわかってしまうと思います。
私の個人的な印象を要約すると、本作はとても「瑞々しいお話」です。
ごく普通の女の子「織部 菫」と、無自覚に魔術をその身に宿していた美少女「片岡アルカ」、そして魔術師の少年「継片 昴生」。この三人の少年少女の、プロローグに至るまでの日常、たぶん後から振り返ればとてもまぶしい日々の、本作はそんな物語なのだと受け取っています。
私的には、本作の(2022/12/14現在の)白眉た…続きを読む