応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 決戦だ!楽しみです!

    作者からの返信

    バトルモノならまさにラストバトルに突入するところですねえ。

  • やれるだけの力があって、やらなきゃ自分たちのような悲しみが生まれるのなら…2人はやってしまうのでしょう。

    その先に待つのものが、何であったとしても…

    作者からの返信

    1001人を救うために1000人を死なせる決断を続けるわけですね。
    本来なら他の人が死なせたであろう、1000人を自分達の手で代わりにやる作業です。
    戦乱を無くそうしながらも、自分達がその戦乱を回す巨大な歯車になっていっちゃったんですね。

  • 幼い心に、有り余る力…そしていざという時に奮えなかったこと、その後に起きた惨状とゾーフィアさんによる蹂躙。

    それらが引き金となり、2人は走り出してしまうのですね…

    作者からの返信

    二人にとってこの世界とは、人々がそれまで築いてきたものが理不尽に失われてしまう場所なんですよね。
    故郷に続いて、二つ目の村も同じ運命を辿ってしまったので。
    これを変えない限り誰にも安息の場所はないと感じてしまったことでしょう。

  • ロジオンとラス、何かあるかなと思っていましたが……なるほどです。ロジオンがゾーフィア大好きなのは潜在意識からもあるのかな? 運命的な出会い、いや、再会だったわけですね!
    実際は魔王との戦闘などなかったんですね……切ないなぁ(T^T)

    作者からの返信

    ロジオンが児童養護施設にいた幼少期のころの、ゾーフィアを探しにいかなければならないという強迫観念も、潜在意識のなせる技ですね。

    彼がゾーフィアを好きになるバックボーンは現世にも、もちろんあるのですが、やはり前世の影響もでかいはずです。

  • ああ……ロジオン荒れちゃっていたんですね(´`:) でも、呼び鈴鳴って玄関へ走るロジオン、ちゃんと今のハレヤさんのことも分かってくれているんですね。心の整理がつかないだけで。
    休暇が終わるのを見越した手紙でしょうか。内容が気になります!

    作者からの返信

    酒の加減もわからないので、潰れるまで飲んじゃうやつですね。
    それでもやはり、ハレヤという現代のゾーフィアを一番良く知るのも彼なわけで。

  • 最初はあり得ない無茶ぶりと思いましたが、こういう形でキレイに帰結するとは。
    これもロジオンが真摯に取り組んだからこそですね!

    作者からの返信

    ゾーフィアの戦った動機が、どの種族にも当てはめることができるものだったことが、解決策になりましたね。
    無理ゲーをウルトラCで乗り切ることができました。

  • この笑顔が、全ての始まり。そして…この先を思うと、心が痛まずにはいられませんね…

    作者からの返信

    魔王も勇者も、そのうちの一人だけでは存在しえなかったわけですね。
    二人一緒だからこそ、それらが形作られていくことになります。

  • 親父さん登場!胸熱ですね!

    作者からの返信

    熱い親父ですぜ!
    そりゃもう、夏に暖房いちゃったくらい暑苦しいやつさ!

    編集済
  • 過去のゾーフィアと、今目の前にいるハレヤさん、ロジオンには今の彼女を見つめてやって欲しいとは思いますが……すぐには無理ですよね。彼の中のゾーフィア像が粉々に砕かれてしまいましたからね( ;∀;)

    作者からの返信

    彼がハレヤと出会う前から片思いを続けていたゾーフィアは、やはり英雄として彼女ですからね。

    出会ったあとも、英雄としての側面を再確認して好意を強めていったので、それが大きく覆る事実は、すぐには受け止めきれないものなのでしょうね。

  • そうか、血の繋がらない姉弟だったんですね。なまじ魔術に長けていたおかげで、子供心に抱いた復讐心と、戦争を憎む気持ちに手段を与えてしまったんですね……。
    何もかも引き受けた魔王ことラスの気持ちを考えると、切ない気にもなりますね。彼はきっと姉のことを大切に思っていたと思うので。

    作者からの返信

    世界は悲劇にみちており、自分にはその世界を変えるかも知れない、という状況におかれてしまったわけですね。

    彼らには選択肢として、悲劇をほおっておいて自分達だけ平穏に暮らすこともできたでしょうが、それを良しとできなかった。

    そうして善意の責任感から出発した旅も、行き着いた先は新たな悲劇だったということですね。

  • ロジオンくん、急成長!かつて世界を救うため魔王となった男が、今度は一人の愛する女性を救うため巨匠を目指す…燃えるシチュエーションじゃないですか!
    彼だけが知る、彼しか書けないゾーフィアの姿…きっと大勢の人々に伝わるはず…!

    作者からの返信

    まさに彼にしか作れない映画を作る使命を背負ってしまいましたね。
    このために二度目の人生があったと言ってもいい。
    もうやるっきゃねえ!

  • ここで親父さんが登場ですか。決意を固めたロジオンくんになかなかいい助言をしてくれてますね…ファッションセンスはぶっ飛んでますが。
    でもそんな父親だからこそ息子のトンデモ発言を受け止めてくれたのかも…孤児院育ちのロジオンくんですが、いい人の所に迎えられましたねえ。

    作者からの返信

    若い頃にはヤンチャだったらしい親父です。
    彼自身がろくでもなかっただけに、
    息子が多少のおかしなムーブを見せたところで、受け入れちゃう懐の広い人ですね。

    いい人です。
    でもこの格好で授業参観とか、三者面談に来ますw

  • めちゃくちゃ後が気になる引き……(;'∀')!!
    いいですねぇこの問答。ゾーフィアの大罪についてとうとう明かされるのか……。
    魔王のことも気になります。ロジオンと同じような体格の人間の男、と。
    ハレヤさんの誠実さが胸にキますね。

    作者からの返信

    ハレヤの馬鹿正直なほどの誠実さが、彼女の美徳ですね。
    それと同時に、彼女自身を追い詰めてしまう脆さでもあるかも知れません。
    良くも悪くも、適当に自分をごまかすということを、やりきれる人じゃないんですよね。

  • うぅぅぅまた泣かされてしまった……! いえ、嬉しいんですよ、感情を揺さぶられるようなお話に出会えて!
    ロジオンが真っ直ぐですごくいい。オタクの愛にも納得。ちゃんとハレヤさんのこと考えているのが、いい男ですよね。回を追うごとにロジオンの株が上がっていきます。

    作者からの返信

    オタクって要するに好きなものごとに、全力投球しちゃう人なので
    その全力投球する相手が、伝説上の英雄=好きな人なら、
    やはり他の全てを投げ打ってでも、その恋愛に全力投球しちゃうんだろうなと。
    そういう意味でピュアな人種かも知れませんね。

  • わぁー鮮やかなノックアウト! しかも切れ痔を治してくれるなんて、私だったら大感謝しちゃう。
    はちゃめちゃなことやっているように見えても、ハレヤさんの解説で納得できちゃうという……すごく面白いです!
    でもハレヤさん、落ち着いてー!

    作者からの返信

    勇者本人の実際の立ち回りなので、伝説よりもむしろ合理的・現実的だったりしちゃいますもんね。
    いささか伝説を残す当事者である周りの人々にとっては、都合の悪いことだったりするわけですが。

  • ハハハ( ;∀;) エルフの姫の髪が! あらぬ方向に体が曲がっている時点で抱腹絶倒でしたが、畳みかけられてしまいました! まぁやり方はどうあれ、一つ間違えたら取り返しのつかないことになりますからね。
    ロジオンが分かっていてくれればいい、って良きですねぇ( *´艸`)♡

    作者からの返信

    人質の命を守るという人道に配慮した結果として、
    人道を蹂躙するがごとき解決策に行き着いちゃいましたね。

    それを躊躇わず即実行できちゃうメンタリティは
    英雄性がありながら、どこか危うい影を感じさせます。

  • 面白いです。勇者ワールドで自分のことを話してくれるハレヤさん、ロジオンの認識が改められていくのが楽しいですね。敵の武器を奪って倒していくのは合理的ですし、確かにあれほどの数を斬るとなれば駄目になるのも納得です。その解説に、うんうんと頷きつつ、でもこの正解は、ロジオンの方。ですよね( *´艸`) 二人が楽しそうでいいですね!

    作者からの返信

    歴史上の人物と一緒に、歴史コンテンツを楽しめる、って現実にあったら最高のエンタメですよね。

    信長の野望を、信長本人と一緒にプレイしたりしたい。
    三国無双を呂布にプレイさせてみたい。

    ロジオンくんはまさに、そんな役得を味わえたのでした。

    編集済
  • 正しい戦争なんてない…それぞれがそれぞれの理由を持って戦っているのですね

    記憶があるからこそ鮮明に描ける、迫真の映画。それはハレヤさんが、いつの間にか自分を重ねるほどに…!

    作者からの返信

    まさに。ゾーフィアとずっといっしょに居た存在にしか作れない映画ですね。
    そこには伝説ではない、ありのままのゾーフィアしかいません。

  • あの離別から三年!?もうそんなに経ってしまっていたなんて…いえ、寧ろまだ3年で済んでいたことを喜ぶべきか。

    最終日に間に合って良かった…果たしてどんな映画になったのか!

    作者からの返信

    ハレヤにとってはもっと長く感じられたかも知れませんね。
    寝ている間に見る夢は、物理的な時間よりずっと長く感じるので、
    本人としては十年以上たった可能性も覚悟してたはずです。

  • これは運命という名の必然ですかね😆

    作者からの返信

    まさに。
    二人の運命がそれぞれを求めてた、という感じですね。

  • ハハハ( >∀< )どうなることかと!
    ハレヤさんたらやりますね。
    まぁ端から見たら確かにアブナイ光景だったのでしょう。
    老齢年金手帳は手放せませんね!

    作者からの返信

    手帳はロジオンの命綱ですね。
    なくしたら社会的HPがやべえことになります。

    まあ、お巡りさんこっちですな事をしなければいいんですが、
    この二人の場合、何しでかすかわからんですからね。

  • 脳内会議の結果(;'∀')!! まさかの富豪買い!
    伝説の小学生になってしまいましたね……!

    でも、ミチミチの段ボール箱からイイ感じのを見つけたご様子。ご自分でも納得の可愛いやつ。良かったです。
    ロジオンの反応が超気になるハレヤさん、気持ち分かります。無難に逃げたくなるけれど、背中押してあげたくなりますね。

    作者からの返信

    デパートの逸話として語り継がれるでしょうね。
    現代でもまた伝説を残してしまった。さすが勇者です。

    おしゃれに関しては背中おしてあげたいやつですね。
    もっと人生楽しめばいいのに、と器用に生きられないのが彼女なんでしょうねえ。

  • ハレヤさんw なんとかティーンのファッションを手に入れられて良かったです!
    外見と気持ちが掛け離れているために、難儀なミッションとなりましたね。
    これは実際に装着するとなると更なる心理的ハードルが立ちはだかる……!? でも頑張って欲しいです(私が見たい!)!

    作者からの返信

    着るのはもっと勇気いるでしょうね。
    でも着なければイメチェンできず、ドキッとさせられない!
    まあ、ドキッとしてくれる保証もない戦いなわけですが。
    でもあえてそこに挑むからこそ、勇者。


  • 編集済

    い、いじらしいですハレヤさん( *´艸`)♡
    ロジオンはブレませんね。
    乳人形をまっ平に、には吹き出してしまいましたっ!
    右腕の侵食が不穏すぎますが……可愛い服をぜひゲットしていただきたいです!

    作者からの返信

    ええ、原型師の業をなんと心得てるんでしょうね。
    削るなんてひどすぎる。
    でももっとひどすぎるのはロジオンくんの態度っていう。

    好意を確認しあって恋人と呼べる間柄になった夜に、本人さしおいて抱き枕を愛でる男ですから。
    削られるくらいの罰をうけないと目が覚めなそう。

  • 乳人形の胸部を平らになるまで削ったら、
    ロジオンが新たな何かに目覚めるかもしれない!

    よし、ハレヤさん、今すぐ実行だ!!

    作者からの返信

    やめてください死んでしまいます!
    一人の人間の命がかかってるんですよw
    そう軽々しく削るもんじゃあないw

  • そう、そうですハレヤさん!ロジオンくんが一生懸命頑張って、自分と貴女のために作った映画です!

    会いたいと思うなら、約束したのなら!見てあげてほしいのです!

    作者からの返信

    ロジオンにとっても唯一の希望。
    ハレヤにとっても最後の希望。
    例えどんな結果になろうとも、見に行くしかないですね。

  • うわー気になる夢ですね。ホントにただの夢であって欲しいですが!
    食べ物の夢みてシャツを齧ってるハレヤさん、可愛いです( *´艸`)♡
    ホームルームの夢は面白いですね。先生がヤバいですw
    ロジオンの「ぷるんぷるん」愛はデカいんですね!

    作者からの返信

    三つ子の魂百までもと言うじゃないですか。
    もう魂に刻まれちゃってますね。彼の場合は。
    ぷるんな呪縛からは逃れられません。
    たぶん一生こうでしょう。

  • ハレヤさん豪快に抱き枕投げましたねぇ! いいですねそれでこそ恋する乙女です!
    ショックを受けていても、ロジオンからの抱擁とナデナデに癒されてるの、やっぱり可愛い。ハレヤさんの可愛いが止まらない(*⁰▿⁰*)

    作者からの返信

    千年単位で生きてきて初めてのまともな恋愛でしょうからね。
    必死さが違いますw

    この恋を最後に命が尽きるものと本人は思ってるでしょうし。
    全力投球するしかないですね。

  • うぉっ、か、可愛すぎるじゃないですかハレヤさん! 回を追うごとに可愛くなっている気がします。ロジオンがまた直球なのがいいですね。不安なのも二人でいれば緩和されそうなのがまた素敵( *´艸`)!

    作者からの返信

    ほかの誰にも信じて貰えない情報を共有する二人なんですね。
    だから、二人だけで世界を変えるという難題に立ち向かわなきゃいけない。
    互いを信じて支え合うしかないやつですね。

  • ロジオンがかっこよく一歩を踏み出した回ですね。
    バトルものとは一味違ったワクワク感があります☆

    作者からの返信

    バトルがない、なんていつから錯覚していた?
    いえ、すみません。ほぼないです。

  • 危険なにおいしかしないお仕事ですが、どんなもんなんでしょうか?
    基本給倍にしてくれって一度でいいから言ってみたいです(笑)

    作者からの返信

    言おうぜ。明日、職場で言おうぜ!
    言うだけならただなんだぜ!

  • 叩き上げでここまで…!相当過酷だったことでしょう、しかし彼のライターとしての意地がハレヤさんへの思いが!お父さんの思いと教えが!此処まで導いたのですね…✨

    作者からの返信

    ロジオンとしても、もうこれ以上に自分の人生で成し遂げるべきことがない状況ですからね。
    信じて邁進あるのみです。何も考えず、ひたすら前だけ向いて。

    編集済
  • 決意を固めたロジオンくん…一方でハレヤさんは罪の意識に苛まれ苦しんでいる様子。
    彼女を救えるのはロジオンくんを置いて他にはいない。今すぐ助けにいってあげて!

    …魔王としての記憶が戻ったことで、ロジオンくんも魔法が使えるようになってたりはしませんかね?そうすればすぐにでも隠れ家に飛んでいけそうなものですが…難しいのかなあ。

    作者からの返信

    原理的にはロジオンもこの時点で魔術を使えてもおかしくないですね。
    前世でロジオンが魔術を使えるようになる経緯が、後々に説明されるのですが

    魔術は呪文さえ唱えれば自動的に発動するというものでもないので
    原理的には使えるけど、そのためには再び練習も必要になるはずです。

    ハレヤが異空間にいることを、まずロジオンは知らないわけですね。
    もし検討がついたとしても、彼がかつて使っていた転移装置はすでに1000年前に壊れています。

    それとこの辺は本筋と関係ないため説明を省いてしまった部分なのですが、

    ハレヤが使っている転移装置は作動する最後の一つになりますが。
    ラスはそれを使ったことはなかったため、その転移装置がどこからどこへ出入りできるのか分からない状態です。

    なぜラスが使ったことがなかったかというと、彼が作動させようとしたときは、動かずに故障しているように見えたからです。

  • やはり自分の中でスイッチを切り替えるのは大切ですものね!

    そしてまさかのお父さん!意外に豪快なお方とは!竹を割ったような性格の方で、素晴らしい…

    しっかり指摘するのも流石!ロジオンくん、ハレヤさんを救えるのは…貴方しかいない!

    作者からの返信

    親父は楽しいやつですね。
    友達になりたいタイプです。
    将来、ハレヤさんを紹介することになったら、さぞ面白げな光景が見られそうです。

  • なるほど、すごい演技をするじゃないブーラコちゃん!と思っていたらそういうことでしたか。それでも素地はある気がします。
    ロジオンに全面的に任せてもらえて、これで目標に近付けますね。良い映画になりそうな気がします!

    作者からの返信

    ブーラコは大切に育てられただけに、真っ直ぐな良い子だったりするんですよね。
    何事にも真剣に取り組むタイプなので、演技の技術を身につける速度もきっと速いでしょうね。

  • 素晴らしい。いや、ちょっと私泣かされていますから。グスン。
    あーなるほどです。ダハラ氏、ただの無茶振りな人じゃなかったんですね。
    オーク娘を主役にしての脚本、書けそうです。私ももっとハレヤさんのこと好きになりましたし、彼女のことを理解して涙したロジオンのことも好きになりました。

    でもってやっぱりハレヤさん可愛い( *´艸`)

    作者からの返信

    はい、ダハラ氏の振るまいは横暴かつ無茶ぶりで間違いはないんですが、
    思想的なバックボーンもちゃんとある人でもあります。

    そしてやっぱりハレヤさんにはクレープいっぱい詰め込んであげたいですよね。

  • 可愛い。マシマシのクレープに目を輝かせるハレヤさんが可愛いです( *´艸`)!
    ロジオンは大見え切っちゃうけど内心大慌てタイプなんですね。でもまぁ切羽詰まったら力を発揮するタイプもいますし、きっと彼はそのタイプかも!

    作者からの返信

    ハレヤさんには美味しい物いっぱい食べてもらいたいですねえ。
    これまであんまり食べれなかっただろうし。

    ロジオン大先生は、不本意ながら大先生を演じさせられてる状況なので、
    中身はド素人のただの大学生男子ですからねw


  • 拝読させて頂きました。

    企画の続き、ご希望の強めの批評をさせて頂きます。


    あれ?もしかして全体的に文章、手直しされましたか?
    すでに読んでしまった箇所もあるので、もしかしたら修正されている点があるかもしれません。ご了承ください。

    ここまで読んできて良かった点は

    シリアス展開の力の入れ所、熱が伝わってきて内容も面白かった。
    作者のここを読者に魅せるぞ!という情熱がひしひしと感じられて好感が持てました。

    また、世界を救うつもりが
    自分の一番大切な人に一生を消えない傷を負わしてしまった、という切なくなるような内容も良かったです。

    ゴールの大団円、感動のラストに期待が膨らみます。


    強めの批評

    前回のお話の補足

    個人的に映画の専門知識は絶対に多用すべきだと思います。
    タイトルにもフックにも入っているので、これは主題の一つだといいと思います。

    ブレイク・スナイダーの著書を例に持ち出したのは、映画製作周りの話や売り出し方、プロデューサーや監督、脚本家の立ち位置などアイディアが詰まっているように思えたからです。
    この辺の解析度はかなり業界に踏み込んだ方が説得力が増すと思います。
    もちろん、分かりやすく物語に沿ってですが。

    解析度のお話ですが、それは物語全体の話でした。
    一番の盛り上がりをいかに魅せるか、そこに至るまでの下ごしらえ
    資料で調べた内容、プロットやシーン描写などの仕上げ、最後に熱量をぶつけたいという意味でした。
    説明下手で申し訳ございません。

    ただ、そこに至るまでの段階で勿体無いな、という点がありましたので追記したいと思います。

    まず、前提として
    この作品のゴールは人を感動させるという、かなり難易度が高い所なので
    途中でつまずくと速度が落ちてしまう気がします。

    その中で私が勿体無いなと思った問題点は以下の通りです。

    ・世界設定の共感性
    ・読者を落とすヒロインの属性
    ・二人の恋愛模様の距離感

    全体的に
    この物語の良さをあげるには『没入感』が大事になる気がします。
    この『没入感』はとても抽象的で曖昧な言葉で一言では難しく、私自身も日々頭を悩ましている所です。
    なので参考程度に聞いて頂けると幸いです。

    分かる範囲での具体的なポイントだと

    ・この作品は設定と世界観が、かなり複雑で物語により添いづらく感じる。
    読者を納得させる構築と分かりやすい説明かつ、読者を飽きさせない工夫が必要だと感じました。
    この辺のギミックは書きながら、整理するしかないと思います。

    例的には
    『歴史上の戦争の九割は種族戦乱期に起こっていて、ほぼ異種族間のものなので。もし種族が一つだけなら戦争の九割がなかったことになる』

    この文とかが、あまりに現代の知識から、かけ離れていて想像しにくい場面があり、共感が薄れた気がしました。

    現代で何か動物や昆虫とかの分かりやすい例があれば、リアルティが出ると思います。
    また、ナーロッパ的な発想で史実の戦争になぞらえると、読者への説得力が増すと思います。

    ・ラストを最大限、感動するものにしたいなら、その過程一つ一つの説得力を増す必要性があると思います。
    一つでも躓くと、後々まで尾を引いて素直に感動出来ないので。
    そういう意味でも人を感動させるのはかなり高等テクニックかと思います。

    ・冒頭の伏線
    話が冒頭に戻ることは正直、読めてしまいました。
    一話目の
    『その表情はまるで、『意外な場所で古い知人に会った』と言う様子なのだが~知り合はいない、けど……。』

    この伏線の一文とその後に続く文がちょっと、匂ったかな、という感じでした。
    この段階で『意外な場所で古い知人に会った』という表情を察するのは
    一話の文脈的にも、シュチュエーションとしてもおかしいので、その匂わせ具合が気になりました。

    この辺の匙加減が難しいですが
    ミステリの小説家だと叙述トリックなどが良い例でしょうか
    上手い感じでミスリードし、読者を妄想を膨らますような匂わせが欲しいと思いました。

    一例
    不思議な事に彼女は。
    懐かしさと罪悪感が同時にこみ上げるような……そんな何とも言えない表情を浮かべていた。

    でサラッと流すみたいな感じでしょうか?

    ・キャラの台詞が説明口調になりがちな点。

    勇者物語の〝原作者〟が語る。そして僕は涙をしるす。2のハレヤさんが語るシーン

    確かに主題としても、展開としても真実を打ち明けるシーンですが

    ピタゴラス『多くの言葉で少しを語らず、少しの言葉で多くを語れ。』ではありませんが
    台詞は多く語り過ぎると言葉の重みが減るという性質があります。

    そう言った点で、心情描写や情景描写で、読者に妄想をさせる余白が欲しいと思いました。
    ロジオン青年の目線の想像の描写でもいいかと思います。

    ・前にも言った通り、ラブコメの最大のフック(読者興味)は、可愛いヒロインなので
    最初に読者を落とすヒロインを出す、これが命と言っていいほど大事な気がします。

    序盤、ロジオン青年の理想の女性像がハレヤさんとかけ離れていて
    ヒロインの可愛いらしさが死んでいる気がしました。

    徐々に惹かれていくのは分かるのですが、まず最初に読者を惚れさせないとラブコメは成立しないと思います。

    既存のキャラを換骨奪胎すると分かりやすいです。

    前に出した例 涼宮 ハルヒ などで言うと

    容姿端麗で、スタイルも抜群。朝比奈みくるほどではないが胸も大きく、プロポーションはキョン曰く「スレンダーだが、出るとこは出ている。文武において万能で、学業の成績は学年上位に位置しており、身体能力も非常に高く、入学当初はどの運動部からも熱心に勧誘されていたほど。また料理、楽器演奏、歌唱など多彩な才能を持っており、キョン曰く「性格以外は欠点は無い」。性格は唯我独尊・傍若無人・猪突猛進かつ極端な負けず嫌いであり、「校内一の変人」として校内で知らない人はいないほどその名は知れ渡っている。感情の起伏が激しく、情緒不安定になりやすい。また退屈を嫌っており、何か面白い事をいつも探している。己の目的のためには手段を選ばず、時には恐喝や強奪などの行為に及ぶこともある。
    Wikipedia引用

    ここまで分かりやすい属性と設定があり、この後の展開が気になるせていです。

    キャラデザは作り過ぎても損はないですし、後々キャラが勝手に動いて物語を作ってくれるのでおススメです。

    逆にそこが甘いと作品全部を書き直しになるので、本文を書く前に固めた方が良い
    最優先事項だと思っています。

    冒頭のヒロインの容姿、描写はやりすぎなくらい盛ってもいい気がします。
    もちろん、ヒロインの魅力を伝える分量で。

    個人的にラブコメの三人称視点は、かなりハードルが高い気がしました。

    https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12137487892

    https://kakuyomu.jp/works/1177354054891904517/episodes/1177354054894649548

    同じようなコメントありましたので良ければ参考程度に。

    ハレヤさんの属性ですが、もし私が手を加えるなら
    少女の描写を印象付けつつ、年上のお姉さんっぽさを強調します。
    自分の事を”美少女だ”と自慢げに言い、オネショたっぽい立ち振る舞いを時折みせる感じです。

    その場合の問題は、冒頭の彼女の奇行や天然ボケなど
    相対する属性があり一貫性が失われてしまうため、全体のギャグ、そのバランスを調整する必要があります。

    主人公の目線を通して、読者に彼女の魅力を全面に押し出し、妄想させることで、この作品はかなり化けると思います。

    ・ハレヤさんの視点が、もっと女性読者の目線に近づけた方がいい気がします。
    恋愛の距離感やすれ違い模様など、さらにブラシュアップできるかと思いました。

    また、ロジオン青年の視点では
    ハレヤさんのどんなとこが好きで、どこを愛しいと思っているか?
    それは理想のゾーフィアと比べてどうなのか?
    その思いはどのくらいなのか?

    この辺は確かに書いていましたが、読者を納得させる描写が多くあると良くなると思います。

    特に恋愛の距離間。
    ロジオン青年のさりげない言葉にハレヤさんがドキッとする。
    このさりげなさが欲しいと思いました。

    おすすめは恋愛リアルティをメモ取りながら観ると色んなシュチュエーション、アイディアが浮かびますよ。

    ・これは個人的な意見ですが、視点が映画のカメラワークみたいな感じが欲しいですね。
    描写は、綺麗な情景描写と物寂しげな感じを時折、意味ないないような所で、魅せるとkey作品っぽい雰囲気になると思いました。
    今回の章 映画『世界を救う。そして彼女は勇者を憎む』
    全話、ラス目線で描かれていましたが、観客が映画館で視ているという演出をしたほうがいい気がしました。

    ・また小説はいかに文章を映像として見せるか。それが一番大事だと考えております。
    いかに「好き」という言葉を使わず、その感情をどのように表現するのか。それが物書きの醍醐味だと思います。

    最後に今回は、私が日頃、やっている推敲のような形で感想させて頂きました。
    これは、私の作品にも言えることで自問自答している厳しい言葉ですが

    大事なのは作品のテーマ。
    『読者の時間を奪ってまで何を観せたいか?』だと思います。

    これがご自身が書かれる意味と、製作のモチベ、旗印にもなるので。

    長文失礼しました。

                           誰よりも海水を飲む人



    作者からの返信

    まいどまいど、批評仲間のご指摘ありがてえです!
    自分以外の視点で見てくれるのは、ほんと助かります。

    取り急ぎ修正できる箇所はいくつか反映させていただきました。


    >『全体的に文章、手直しされましたか?』

    改稿は思いついたらやってたりするので、変わってる部分は多いと思います。
    以前にご指摘いただいた点なども、反映してるところなどもあります。




    >『世界観が、かなり複雑』

    作者視点だとどれくらい他者に伝わってるかが、想像するしかないので、この点にご意見いただけるのはありがたいです。
    この物語を構想するにあたって一番懸念してたのが、まさにこの部分ですね。

    ドラマを展開するにあたって、読み手の人に知ってもらわなきゃならない情報量が多めになってしまってます。
    これはそもそも良くないことなんですね。

    本来はもっと単純化したほうがいい。
    複雑なものに説得力を付けようとすると、余計に情報量が膨らんで本末転倒になっちゃいますからね。




    >『冒頭の伏線』

    これもやはり自分だけでは塩梅が計りかねる部分なので、ありがとうございます。

    単純にサラッと流してしまうと無意味な描写としか思われず、まったく意識に残らなくなっちゃうので
    この時点では別の意味を持たせておくミスリードが印象に残りそうですね。

    思いつき次第、そのように修正したいと思います。




    >『説明口調』


    どれくらい臭く感じられるかなと心配してた部分だったので、やっぱりそうかと納得いたしました。
    修正しました。

    歴史オタクあるあるなオタ語りに落としこんでも面白そうです。
    本物の勇者に対抗して歴史オタクが語りたがるという構図で。





    >『可愛いヒロイン』

    私もまったく同感ですね。
    ラブコメはシチュエーション(主人公とヒロインの人格+恋愛する環境の提示)の出オチが全てだと思ってます。

    シチュエーションが読み手の好みに合わなかったらそれまで。
    とくにヒロインの好みは個人差が大きいので、こればっかりはお口に合わなかったらごめんなさい、と言うしかないですね。





    >『三人称視点は、かなりハードルが高い』

    私はそう考えてないですね。

    リンクしていただいたカクヨムの創作論についても、言及されてる主題は人称がどうとかではなく、

    人物の心情に対する情報提示のタイミングの問題で、構成の話しですよねこれ。

    恋愛物語において、相手の気持ちが分かってしまった場合に台無しになるのは
    相手の気持ちがわからないことで、面白さが生み出される展開においてです。

    そういう展開でサイドチェンジなどをして、相手の気持ちまで描いてしまうと台無しになります。
    これは一人称でも、三人称でもまったく同じですね。

    これに人称は関係ありません。
    相手の気持ちという情報の提示のタイミングがおかしい。という構成の誤りが問題の本質ですね。


    その逆に主人公とヒロイン、両方の気持ちを描くことで面白さがブーストされる展開もありますが。
    これもやっぱり一人称だろうと三人称だろうと同じになります。

    なのでサイドチェンジ自体も別にやっちゃいけないことではありません。
    やるとつまらなくなるシチュエーションでやっちゃダメというだけです。

    やると面白くなる場合には、むしろやらなきゃダメです。

    たまに『サイドチェンジは全部悪論』みたいなの見かけるんですが、
    本質は、「やったらダメなシチュでやったらダメ」という部分で、サイドチェンジ自体がダメというわけじゃないんですよね。




    >『ハレヤさんの属性』

    お姉さんぶる見た目小学生の老婆。
    面白いですね。
    自分にない発想を教えてくださるのは、ほんと貴重な体験です。

    いろんな属性のパターンを試しに書いてみようと思います。




    >『ハレヤさんの視点が、もっと女性読者の目線』

    男性向けラブコメヒロインは、『男性読者から見た魅力的な女性』を最優先に考えなければならないやつですね。
    乙女ゲーのイケメンキャラが、リアル男性から見ると違和感あったとしても、プレイヤーの女性から受ければそれは最高のキャラですからね。
    その逆もまた然りだと考えています。




    >『ロジオン青年のさりげない言葉にハレヤさんがドキッとする。』

    このあたりは、かなり入れてたつもりではあったのですが、さりげなすぎて印象に残すことができなかったみたいですね。
    もう少し印象に残るように改善したいと思います。

    こういう部分も書いた本人では塩梅がわかりにくい部分なので、大変助けになります。
    ありがとうございます。



    >『視点が映画のカメラワークみたいな感じ』

    なるほど。誰よりも海水を飲む人様がお好きな作風が、よく想像できます。
    Keyはほんとに一時代を作りましたからねえ。
    そういう要素ももっと取り入れてみるのも良さそうですね。

    ちなみに
    私も未だに年に一度は、京アニ版Kanonの真琴編だけ見返してたりして、そのたびに夜中に家族で食事するシーンで泣きそうになりますw





    >『観客が映画館で視ているという演出』

    実は初稿ではそうなっていました。
    なぜ、それを変えたかと言うと、理由があります。

    映画パートは言ってみれば、そこまでに物語上で開示された情報を再編集して、もう一度見せる総集編、みたいな立ち位置になっているんですが。

    これ普通に考えると、めちゃくちゃ退屈なんですよね。
    同じ情報をまた見せられることになるので。

    なので本来は、あんな長い尺ではなく、ダイジェストでやるのが正解だったりもします。

    そこをダイジェストではなく、作者の我が儘でまるっとやるとなると、
    なんらかの方法で、新鮮味をださなければなりませんでした。

    そういうわけで、同じ情報をまったく別のできる限り偏った角度から見せる、という方法論をとりました。

    そこで、これまで歴史上で語られることがなかった、『魔王から見た勇者物語』という点を没入感をもって強調できる、ラス一人称に落ち着きました。




    >『また小説はいかに文章を映像として見せるか。それが一番大事』

    私も以前は同じ考えでしたが、今は真逆の考えを持っています。

    「好き」ということを表現しなければならないなら、ハッキリと「好き」と書くべきと考える派ですね。

    なぜかというと、学校の国語のテストを思い出していただきたいのですが。
    長文の読解問題でも、物語を謝って読解してしまう人が一定数存在します。

    物語の展開にとって重要な情報を謝って解釈されてしまったりすると、
    その読者が後の展開を読んだときに、なぜそう展開するのかが理解できなくなって、面白くなくなってしまいます。

    国語の授業に使われるくらいの大文豪の作品ですら、そうなのですから、
    私の書いた文章が、誰にでも正確に読まれるとは、1ミリも考えてません

    なので、私は文字を読める人なら誰にでも分かるように、身も蓋もない文章を書きたいと常に考えています。
    何かしら描写なりで間接的な表現をする場合でも、必ずその解釈について誰にでもわかるように意味をちゃんと補足する派になりました。




    >『私の作品にも言えることで自問自答している厳しい言葉』


    私も自分で批評をさせていただくので、お気持ちよーくわかります。
    自分の言った批評は必ず、自分にブーメランになっちゃうやつです。私もそうですw

    でもこれは書き手みんながそうだと思います。
    自分が書いたものを、他人が書いたものと同じように客観的に見れる人なんていません。
    自分で完璧だと思っても穴だらけがデフォです。

    だからこそ、自分では見えない穴を見つけるために、他者目線で意見しあうことに意味があると考えてます。
    ブーメラン上等! ブーメランなげ合おうぜ! って思ってます。

    ブーメランを投げ合ってくださって、ほんと有り難いです。
    感謝の言葉しかありません。

    ありがとうございます!

    編集済
  • 拝読させて頂きました。

    今回は批評ではないです(笑)
    ふと、作品を拝見して思った感想ですが。

    世界を救うためには自分が全世界の悪になるという
    宮崎駿監督の作品でよく使われる『自己犠牲』という概念ですね。

    ふと、思うのですが
    共通の敵を倒すと一時的には争い無くなるのですが、完全に無くなるわけではなく
    また新たな共通の敵を生み、もしくは生まれ
    その度に犠牲者はさらに増えていく。

    これが、現代の戦争や狭い意味では虐め問題
    社会の縮図のように思えます。

    世界を洗脳し、どう解決するのか。
    答えのない、難解な問題。
    この先、読者の意表をつくような解答がこの作品を読む意味の一つに思えました。

    作者からの返信

    いつもありがとうございます。

    私もナウシカとか大好きですね。
    今でも映画も漫画もくり返し楽しんでおります。

    しかしラスの行動についてのアイディアの下敷きは、宮崎駿のそっちではなく、
    ドストエフスキーの『罪と罰』ですね。


    主人公やヒロインの名前もそこが由来のもじりとなっています。

    罪と罰の主人公の名前が、『ロジオン・ロマーヌイチ・ラスコーリニコフ』

    ヒロインが『ソフィヤ』

    という、もともと『もし罪と罰がファンタジーなラブコメだったらこうなるんじゃないか』がコンセプトの作品だったりします。



    この世界の現代の安全保障体制については、最序盤からくり返し世界設定として明示されています。

    一番詳しく説明されている回は『手紙を読む。そして僕は僕を知る』です。

    簡単に説明しますと。

    魔王討伐のために結成された世界規模の大同盟が、
    魔王がいなくなったあとは、目的を失って機能不全を起こしたがゆえに、逆に加盟国同士が牽制しあって互いの行動を縛る足かせとして作用するようになりました。

    世界規模でそれがおこったため、極度に戦争を起こしにくい情勢となっております。

    集団安全保障体制が極限まで行き着いたせいで、どの国もそこからの逸脱や脱退という選択肢のリスクが極大化されてしまって、身動きがとれない状態ですね。

    編集済
  • 思い出したロジオンくん!奇しくも彼の想いは、当初の予定通り映画を作り込められることに…!

    ハレヤさんに届いて、その罪の炎が消えれば良いのですが…

  • 耳飾りだけでなく、ロジオンくんの出自の正体まで明らかに…。
    ハレヤさんからすれば永年共にいた同志が偽りの姿の自分に熱を上げているとなれば、悔しいと思う気持ちにもなるでしょうね。
    そして、女性として扱って欲しいと言う感情も…これはますます、ロジオンくんは彼女を救わねばならなくなりましたね!

    作者からの返信

    千年前に願ったゾーフィアの救済はまだ果たされてないですからね。
    彼の悲願はまだ道半ば。
    ならばもう、決断するしかないですよねえ。

  • ようやく、ゾーニャさん・・・いいえハレヤさんに安住といえる場所が・・・😢

    作者からの返信

    ずいぶんと遠回りして天職を見つけましたね。
    でも、結局はこれまでしてきたことの結果としてしか、
    この道を選ぶことはできなかったかも知れませんね。

  • これラスさんの考えは永久機関の原理では・・・😱

    そして、ゾーニャさん・・・殺人鬼の言葉ですね😅

    作者からの返信

    一度、その精神魔術を発動したら、ずっと効果が残り続けるという意味では、そんな感じですね。
    まさに世界を作り替えるに相応しい、やっべえやつです。


    ゾーニャの冒険者ギルドでの面接は好きなシーンです。
    冒険者時代のお話も、もっと書きたかったのですが、さすがに物語の主軸からズレすぎるのでカットしちゃったところですね。

    次回作以降などで、そのへんのサイドストーリーもやってみたいなと。

    編集済
  • 己を顧みず、ただゾーニャさんの為に為だけにラスさんは全てを背負うのか・・・😢

    作者からの返信

    彼にとっては〝世界を救う〟ことも、最重要の悲願ですね。
    なので構想を実行することも、ゾーニャを救うことと同じくらい、彼にとっては重要ではあります。

    ただしその構想はあまりに多大な犠牲をともなうため、
    実行の踏ん切りを付けるには、ゾーニャを助けるという動機は必要不可欠だったことでしょう。

  • 己の罪と重ねてきた業の重さを、より鮮明に自覚してしまったら。それは…より自責の念を燃え上がってしまいますよね…

    そして黒珊瑚の意味と、ついに語られたあの出会いとハレヤさんの本音、ロジオンくんが何者なのか。

    あぁ…これは必然なのか、偶然なのか、或いは運命か。

    出会い、声を交わした結果起きてしまったすれ違いがどうであろうと。今まで重ねてきたその時間と言葉が、記憶が。2人の絆を悠然と物語っています…

    作者からの返信

    彼女がこれまで無数に行ってきた行為がもたらす結果を、
    彼女自身の手で、彼女自身へもたらしてしまったわけですね。

    三千年分の罪が全て自分に跳ね返ってきてしまいました。

    そして、今この世界でそれを理解しているのは、ロジオンだけですね。


  • 編集済

    何ともこの締りのなさが、らしいですね!

    中身はラスでも性癖はロジオン。やり直しの人格の方が優位な感じですね(笑)

    きっとこの世界もコンテンツ産業が盛んだろうから、映画の興行収入以外の収益で、すぐに借金返せそうな気もしますが、まさか契約に変な項目でもあったのでしょうか。だとすれば非常に残念ですね、あれほど目を通せと言われていましたからね。

    とても素晴らし作品をありがとうございました!!
    時間がある時にレビューも、書かせていただきますね!

    作者からの返信

    二人が旅した目的は、『非日常から日常への回帰』ですからねえ。
    彼らにとって四千年続いた非日常がやっと終わって、締まりのない日常へ帰ってこれました。

    このグダグダっぷりな平和な時間は、彼らにとって何より手に入れがたく、尊いものかも知れません。


    権利関連についてはロジオンは秒速でサインしっちゃってることから察せると思われますが。
    1秒でも早く映画を公開させて、ハレヤを救うことが最優先だったので、良いようにしゃぶられちゃってるでしょうね。

    誤字のご指摘ありがとうございます。
    修正いたしました。

  • 上手く纏めましたね!!
    湿っぽいだけよりこっちの方がずっと良い!!
    ある意味転生して二度目の人生を送っているラスならではの感性ですね!!
    とても面白いし、ちゃんと感動もあります。素敵ですね!!

    作者からの返信

    お褒めの言葉、大変ありがとうございます。

    彼は吹っ切れるとなんでもやっちゃう男ですからね。
    色物アイドルもやっちまったようです。

    やっぱり最後はカラッとしたいですからね。
    笑って終わる物語が好きです。

  • これで、ゾーフィアの大凡大罪の炎は消えたのだろうか。
    そしてまだ何か隠していそうな展開。
    このまま胸熱で終わるのか、新しい展開が待っているのか、ここまで来ると作者の手の平で転がされ放題ですね(〃ω〃)

    作者からの返信

    自分を赦すことはできたようですね。
    そうなれば、あとしなければならないことは一つでしょうね。

  • ここまで来ると冒頭を読み返してしまいますよね。
    非常に面白いです。そして感慨深いものが胸に染み渡ります。

    ただの全裸ホームレス勇者少女が、本当に一周回って全然違う角度から観えて、なんとも切なく、堪りませんね!!実に憎い演出!! ここまで来ると変態どこ行った!?ってなってしまいます(*꒦ິ꒳꒦ີ)悔しい

    作者からの返信

    楽しんでいただけて幸いです。

    二人の偶然の出会いは、二人が旅の最後にやり残したことを、終えるため、というような感じになりましたね。

    彼ら二人がこの世界において、冒してしまった過ち、なしとげたこと、その締めくくりのための再会だったかも知れません。

  • ショックのあまり自分が見えなくなってしまっているようですね…この手紙で彼が自分とその気持ちを思い出してくれると良いのですが…

    作者からの返信

    英雄であったからこそ、好きだった相手が英雄ではなかった、ということですからね。
    もう理屈の上では、ハレヤを愛する理由はなくなっているはずだけど。
    人は理屈だけじゃないですからね。


  • 編集済

    これはラス目線の映画。
    ラスの記憶と彼からのゾーニャへのメッセージ。
    当時ゾーニャが知ることの出来なかったラスの想いがたっぷりと込められている。
    ゾーニャにとっては衝撃的な事だろう。果たしてこれでゾーニャの罪の意識は消える、或いは和らぐのだろうか。

    このメッセージを受けて、ゾーニャがどう動くのか、気になります!!

    作者からの返信

    真実の勇者を描くと同時に、真実の魔王を描く物語でもありました。
    この映画自体が、彼のありったけの思いをぶちまける、全世界を巻き込んだラブレターみたいなもんですね。

    世界を変えようとした男のやることだけに、スケールがでかかった。

  • ゾーフィアが気の毒で仕方ない。ゾーフィアの為と言いながら、なんと酷な事を。観ている本人だって不本意だったはず。

    しかし、世界は結束し始める。
    そしてあの結末へ、ですね。

    作者からの返信

    何を選んでも不本意な結果しか得られない選択肢しかない、というのが彼の置かれた状況ですね。

    そうなると、その中で一番マシな不本意を選ばざるをえなくなっちゃうやつです。

  • 奇しくもゾーフィア復活。そしてラスは魔王に。
    ゾーフィア英雄伝の悲しい幕開けですね。

    作者からの返信

    元大量殺人者としての能力を最大限に活かせる次ぎの就職先が救世主だった、という皮肉な運命ですね。
    魔物狩りよりも、人を狩っていた経験のほうが圧倒的に多い血みどろの勇者様。

  • あまりにも重たく、信じられないような真実…そして示した紛れもなく本人であることの証明。

    切ない…切ないです…!

    作者からの返信

    現実はGカップがどうとかいうレベルじゃなかったですね。
    あらゆる意味で、彼が憧れていた者とは真逆でした。

  • ラスの構想とは全人類共通の敵、魔王になり、それをゾーニャが打ち負かすことで世界平和とゾーニャの断罪を一緒に行うと言うものでしょうが、ゾーニャにしてみれば……ですね。
    何ともせつない空回りなのか、その先まで計算しての事なのか。
    ゾーニャの幸せを不器用に考えた精一杯の構想。どんなに遠回りしても良いから報われて欲しいものですね。

    作者からの返信

    さらに切ないのは、ゾーニャも彼の構想を知ったとして、
    それを実行する理由や気持ちが120%理解できてしまうところでしょうね。

    彼女こそがラスの、魔王の原型であると同時に、もう一人の魔王でもあるのかも知れません。
    二人は悲しいくらい理解しあえてしまっている。

    編集済
  • 初めからこうしていて欲しかった(*꒦ິ꒳꒦ີ)まあ、ここに至ったからこそなのかもしれませんが、しかし、少し人助けしたくらいでは自分のしてきたことの断罪には遠く及ばないのでしょうね。悲しい事ですよ(*꒦ິ꒳꒦ີ)

    作者からの返信

    その通りだと思いますね。
    もし最初に冒険者になってたとしても、
    身近に戦乱があればやはり二人は同じことをしていたでしょうね。

    二度と人殺しをしたくないとゾーニャがその結論にたどり着けたのは、
    さんざんそれをやってしまった結果ですからね。

  • 普通に会話をしていても常軌を逸した話が出来ず、変な目で見られる。チートあるある久しぶり(〃ω〃)

    作者からの返信

    無双系主人公を冒険者ギルドという定番スポットで活躍させるなら、
    ついついやりたくなっちゃうシチュエーションですね。
    実際、書いてて楽しいし、気持ちいいから困るわけですw

  • 少年は世界の平和よりも、自分の断罪よりも、たった一人の少女の安寧、幸福を望んだ。
    そしてそれはこの未来に繋がるのだけれど、少年が死んだままではそれは成せなかった。
    しかし少年の想いを少女がそのまま少年に繋いだ。自分自身の断罪はそのままに。
    それぞれの幸せを願う連鎖の先にどんな結末が待っているのか、目を見張ります。

    作者からの返信

    そもそも世界の救済を願っていたラスと、ゾーニャを助けるという目的が一致してしまった瞬間ですね。
    世界を救済しなければゾーニャを救えない状況になってしましました。

    そうしても助けられる保証はなかったわけですが、
    元から世界の再創造を考えて居た彼には、それを実行する強い動機になりました。

  • 人と言うものの性ですね。ラスとゾーニャもそうだけど、人と言う生き物もまたどうしようもない生き物ですね。彼等が争うからラスとゾーニャは動くのだから。
    結果平和なんて訪れはしないのに、どちらもこれを繰り返す不毛な殺生。遣る瀬無いですね。

    エルフも天罰と言っていながら争いを繰り返すのはなぜだろう。

    作者からの返信

    二人が行動しようがしまいが、戦乱が繰り返されちゃいますからね。
    そうなると、二人ができることは、少しでも犠牲者を減らすこと。
    犠牲者を減らすために、犠牲者をだすことを繰り返すしかないどん詰まりですね。

    そのわずかに救われた人々を助けたことに意義があったかどうかは、他人から見れば、少しでもあったと考えることはできるかも知れませんが。

    二人から見れば、永遠に終わらない地獄が繰り返されているだけになっちゃいますね。

    結局のところ二人がやっていたことは、本来は他人がやっていた殺人を、自分達で肩代わりして、他人のかわりに罪を背負うことになっちゃっています。


    エルフの行動は天罰の解釈がどうとでも言えちゃうからですね。
    1度目の天罰は大義がない開戦をしたからだと解釈しても

    2度目には別の開戦の大義があると彼らが考えた場合には、「開戦しないことが逆に罪」という解釈もなりたっちゃうからです。

    さらにはどれくらい信仰心が強いかも、世代によって差があるので、
    3度目のときは天罰という概念自体が形骸化してました。

  • 最後の小鳥の表現が詩的で素敵ですね!

    それに脚本の知識を語るところもすごく勉強になりました。
    こんなふうにシーンの内容を考えるんですね。

    作者からの返信

    小鳥さんを気に入ってくださり、ありがとうございます。

    アクションシーンなんかは、今回に彼らがやったように盛り込みたいアクションの絵面を決めてから脚本を作るというやり方はよくありますね。

    それがあまり似てるような絵面が連続しちゃうと、冗長になってダレるので、
    似てるシーンは統合したり、一番印象の強いものだけ残したりするわけですね。

    こういう省かれたシーンはディレクターズカット版とかだと、省かれずに見ることができたりします。

  • とても面白い小説を読めて良かったです。(笑顔) 二人がきちんと報われて安心しました。後日談も見にきますね。

    作者からの返信

    二人にとってはだいぶ遠回り、あるいはこれが最短ルートだったかも知れないですが、全ての目的を達成して、四千年の旅をやっと終えることができました。

    最後までお読みいただきありがとうございます。
    楽しんでいただいて嬉しく思います。

  • 無くそうと思っていた戦争を、終わらせようと思っていた虐殺を。効率や終わりをもたらす為に、いつの間にか自分自身がしてしまっていた…あまりにも皮肉で、あまりにも悲しいです…

    これこそが大罪人と自分を戒め続けるハレヤさん…いえ、ゾーフィアの真実…。

    自分にはかけてあげるべき言葉は見つけられません…ですが、ロジオンくんならきっと…!

    作者からの返信

    もっとも憎んでいた存在に自分がなってしまうことほど、
    悲しいことは無いかも知れませんね。

    それで目的が達成されればまだ救いはあるけど、
    結局は、自分自身が悲劇を繰り返す歯車の一つにすげかわってしまっただけでという。

  • ロジオンは再び眠りに着き、ホームルームの夢の続きを見た。
    すると、教室に校長がやってきた。

    「先生、警察の方がお見えです」

    先生は、パトカーに乗った。

    作者からの返信

    パトカーエンドとか、現実であったら児童のトラウマになるやつですねw
    幸いにロジオンくんが勝手に見た夢だったので、ぎりぎりセーフということにしておきましょう。

  • 三千年・・・途方もない長い長い時間を二人は戦い続けたんですね・・・😭

    作者からの返信

    二人が行動したことで、「やらないよりはマシだった」な歴史になっている可能性はありますが……。

    編集済
  • それでも二人は歩みを止めない・・・いや、もう止められないのか・・・😢

    作者からの返信

    やって後悔するか、やらずに後悔するかの2択から抜け出せない状態ですね。
    目の前でおこる悲劇に対して、より犠牲が少なくてすむ選択肢を「やる」しかなくなっちゃってます。

    二人が立ち止まったとして、戦争がなくなるわけでも、犠牲者がすくなくなるわけでもないという詰んでる状況です。

  • このジレンマは・・・二人にどのような影響を与えるのか・・・😢

    作者からの返信

    やって後悔するか、やらずに後悔するかの2択しかない状態ですね。
    やろうと思えばやれてしまう力を持っているだけに、その選択肢が発生してしまいます。

  • ロジオンくんにとっては今まで信じていたゾーフィア像、そしてハレヤさんのイメージを覆されるような結末…。
    彼の受けたショックも大きいでしょうし、そう簡単には立ち直れなさそう…。
    でも、それでもハレヤさんの全てを知るのは彼だけなんですから。何とか自分の想いを言葉にして、伝えて上げてほしいですね。

    作者からの返信

    勇者の真実を世界へ伝えることができるのは彼だけですからね。
    そして、ゾーフィアのありのままを受け入れられるとしたら、やはり彼だけでしょう。

  • やれるだけの力があるのに、それを見て見ぬふりをする…それもまた罪。例え魔王と呼ばれることになろうと、それでも…。

    ゾーフィアさんが言えない理由は、やはり変化していたのですね。大切な友人から、愛しい人へ。

    向き合う覚悟をした彼女の口から明かされる大罪とは何なのか…!

    作者からの返信

    究極の選択というやつですね。
    やって後悔するか、やらずに後悔するか。
    同じような結果を生むなら、より犠牲が少ないと思われるほうを選ばざるを得なくなっちゃうやつです。

  • 殺すか殺されるか、こういう世界ですね😭

    作者からの返信

    このアトラクションの魔王は、完全なフィクションすぎてハレヤはまったく興味がないようですね。
    台詞すら聞かずに速攻で終わらせようとしちゃいました。

  • あぁ…この眩しいまでに真っ直ぐなロジオンくんの想いと、抱えるものを見つめて頷けないハレヤさん…良きです…

    そして遂に魔王との邂逅!ドキドキします!

    作者からの返信

    一生をかけて探し出そうとした相手を、幸運にも負ぶってる状況ですからね。
    本当なら一生見つからなくても当たり前だったから、こうしているだけで、幸せするぎるでしょうね。

    ハレヤにしてみれば、そんなロジオンを目の前にしていると、余計に思うところがあるようですね。

  • しっかりとハッピーエンドでよかったです!

    作者からの返信

    最後までお読みいただきありがとうございます。
    ご期待に添えて嬉しく思います。

  • この回ほぼほぼ大渓谷のことしか触れていないのですが、ロジオンさんブレないですねぇ。
    ホンモノはツルペタなのはさておき、ぷるんぷるん連呼してたらそりゃ自称ゾーフィアさんにも冷たい目で見られますね^^;

    作者からの返信

    幼少期にすり込まれた洗脳教育って恐ろしい!
    ぷるんぷるん連呼されたら、そうもなっちゃいますよねえ。

    でもね。若い男子の寝言なんて、聞かなかった振りしてスルーしてあげるのも、年の功かなって。
    たぶん普段はもっとどうしようもない事も言っちゃったりしてるはずだから。

  • もう人と関わらず、二人でひっそりと暮らして、邪魔するものだけを排除すれば良かったものを、などと思えてしまうが、きっと罪の意識で自分が幸せになるなんて事は許されない事だと思いこんでしまったのですね。

    作者からの返信

    「自分しかできないことを放棄して、自分にしか救えない人々を見捨てるようなことはできない」

    彼らの行動原理はまさにこれなので、自分達だけ穏やかに暮らすという選択肢がない状態ですね。

    本来なら個人で出来ることではない物事を、できる力を持ってしまったゆえに、個人で抱えきれない責任感を抱えてしまった者のジレンマと言えるかも知れません。

    編集済
  • 或いは一人だけなら起こらなかったかも知れない。しかし彼らは二人。迷いや恐れがあっても支え合う相手が居た。二人が良かれと思ってしまった。そして起こる更なる悲劇。どちらにとっての悲劇なのか、どのみち起こる戦争自体も悲劇にすぎない。起こすどちらも人で、どちらも過ちをおかすものなれば。

    作者からの返信

    確かに一人であればまたぜんぜん違って居たかも知れないですね。
    これまた二人にとっても、世界にとっても、幸か不幸か。
    二人は互いに支え合うことができてしまう相手がいたわけですね。

  • やはり可測する子供の思考。それが間違いなのかどうなのかなんて解らずに、きっとその先にあるであろう一つの夢に向かって動き出す。大虐殺が。

    作者からの返信

    これほど大きな才能が十四歳の子どもに与えられてしまったことが、幸か不幸かってところですね。
    あるいは二人が別の時代に生まれていたら。

    いや、そうなると、この二人がこの時代に生まれていなければ、歴史自体が大きく変わってしまいますね。

    編集済
  • このゾーニャの笑顔の為に……ラスは……ですね。胸の奥がぎゅっとなりますね。

    作者からの返信

    始まりは純粋な子ども心から、ですね。
    それが行き着く先など、本人たちには分かるわけもない。

  • 凄い、全ての辻褄を合わせるようにして、また大義名分も得て、物語が紡がれて行く。この映画だけで小説一本道書けますね(〃ω〃)

    作者からの返信

    本当は映画本篇はダイジェストでやるべきなんですが。
    完全に作者の我が儘で、まるっと入れてあるのは内緒です。

  • 永遠にも思えたであろう独房生活が三年!? 気が狂れずにおれたのはゾーフィアだからだろう。
    そして、奇しくも最終日に間に合ったのは、もはや何かの導きにしか思えない。
    果たしてその導きの先にあるものは!?

    作者からの返信

    最後の最後まで自分を責めぬくという意思一つで、
    精神が保たれていたのでしょうね。
    何しろ、そうして魔王を討伐したあと千年間も生きぬいてきた人でもあります。

  • 良かった。ゾーフィアが動いた。パンドラボックスにはちゃんと希望が入っていましたね!
    さて、その希望は本当の希望となるか、否か!?

    作者からの返信

    本当なら、否だったとしても、
    ハレヤにとっては自分の大罪を世に知らしめる望みが叶うわけですが、
    この時点ではもう、自分を赦せる未来を夢みてしまってるんですよね。
    ロジオンと過ごした時間の中で、彼女の心境が変化してます。

    編集済
  • おおう。さっそく一人前認定いただきました!!さあ、興行だ!! どうなる!? どうなる!?

    作者からの返信

    父からすれば息子に自分の仕事を押し付けてしまった手前、
    負い目を感じてたのか、つきっきりの指導で育て上げちゃいましたね。
    ロジオンがそれに応えられたのは、これ以外にハレヤを救う方法がこれしかないと覚悟を決めていたからかも知れないですね。

  • 思わぬ助っ人登場!
    しかも何やら頼りになる。
    そして、形から入るロジオン君が好き(〃ω〃)

    作者からの返信

    形から入る自己暗示は彼みたいな立場では大事でしょうねえ。
    ただでも無謀なことに挑んでるので、自分を欺すくらいのことしないとやってらんないかも知れませんね。

  • 原作者たるハレヤさんの行動と真実…切れ痔とまさかの…!

    そして確かに命と被害を最小限にして、扉を開けましたね。人々に語られる伝説の真実が、華々しいとも限らない…

    作者からの返信

    純然たるパワープレイで正面突破しちゃいました。
    やってること自体は山賊をこえた未開の蛮族ムーブでしたね。
    でもその行動原理はやはり、より多くの人々を救うことで一貫してます。

  • ゾーフィアとラスコーリンの過去…三千年もの間自分がされた虐殺を繰り返してきた二人、壮絶ですね。
    ゾーフィア改めハレヤさんは気づいて止まれた。でもラスコーリンのほうは…。
    過去を知れたことで、ハレヤさんの罪の意識の重さがよく分かりますね。

    作者からの返信

    まさに英雄たる伝説上のゾーフィアとは真逆の、反英雄たる真実ですね。
    止まることはできても、殺めてしまった人々は蘇るわけでもなく、
    その罪を彼女は背負い続けることになりました。

  • ハレヤさんの行動が裏目に…かえって面白いですね(笑)

    彼女の真実を分かってあげているはずなのに、スコアを見ている…それはこうなりますね。ロジオンくん…

    そしてオークの王に獣人の巫女なんて…!🤤

    作者からの返信

    ここでも本人ムーブは減点対象になっちゃいましたねえ。
    がんばってるのに報われない可愛そう。

    ロジオン的には自分の一番好きなオタ分野でトップになるのは、やっぱ気持ちよくなっちゃうでしょうね。
    それがオタクの本能というものです。

  • ロジオンの意思とハレヤさんの孤独。
    孤独とは絶望に加速をかけるもの。社会との断絶によりアイデンティティが崩壊して個を保つことも出来なくなる。いかな超人であってもこれに耐えうる精神など普通は持ち合わせていないもの。
    ハレヤさんは心と体の両方への断罪を行う。救いようの無い絶望、拷問だ。

    仮にロジオンが映画を作ったとして、ハレヤさんがそれを観なければ何の意味も為さないが、はてさて……?

    作者からの返信

    ハレヤはとことんストイックに自分を責めちゃう人ですね。
    自分を責める意思を持ち続けることで、精神を保たたせているという、
    なんとも矛盾しているような状態かもしれません。

  • なんと、黒珊瑚の存在理由はそんな。しかし、それこそハレヤの希望そのもの。そんな彼に失望の目を向けられてはもはや成すすべがない。板畳まれない。絶望だ。
    ハレヤさんの心が痛い程伝わります。
    しかし、この手紙を読んでロジオンが何とも思わないわけが無い。はてさて、どうなるのでしょう。

    作者からの返信

    ハレヤからすれば、まさに最後の希望だった彼への接近が、
    最悪の裏目にでちゃった感じですからね。
    本当に後悔しているのは彼女自身かも知れません。
    あの時、あの噴水で声などかけなければよかったと。

  • こんなに待ち焦がれているのなら、もう答えは出ているでしょう(ー_ー;)

    作者からの返信

    答えはでているはずなのに、自分の中でその答えを見いだせていないようですね。

  • 切ないですね。これが現実。されど現実です。ロジオンがこの時まで見てきたハレヤさんこそ、どんな過去があれ、現在のハレヤさんだ。
    ロジオンにそれを丸っと受け入れる度量が在るや無しや。
    そして呼び声の先に彼女がいるのかどうか。

    作者からの返信

    英雄としてのゾーフィアに恋い焦がれていた彼にとっては、
    反英雄たる彼女の側面はあまりに直視に堪えないものでしたね。
    でも、彼の心はまだハレヤを呼び続けるために、彼を叫ばせていますね。

  • こんな長い時間子どもの思想のままだったのだろうか? 三千年も経たなければ解らなかったのだろうか。 自分たちが受けた苦しみを何倍にもして返して、訪れるであろう平和の形も解らずに、それ模索しながら殺し続ける不毛な人生。 足元には自分たちの殺した人たちの魂で血塗られている。 そこに人の平和を築けるなんて本気で考えていたのだろうか?

    人間は愚かで解っていても罪を犯すもの、争いを行うものだ。
    何故なら人の心には標準装備として備わっているからに他ならない。 罪の意識も争いの種も、誰もが持っている。 働き蜂の法則が成り立つのは、そう言った性質を持ち合わせているからだ。 人のカーストを無くしたとしても人は必ず優劣をつけてマウントをとろうとするもの。そうでなければ人間社会は成り立たない、非常に面倒くさいものだ。

    まあ、子供のまま最強だった為に彼らに教えられる様な人間は存在しなかったのでしょう。 彼らは自らの思うままに生きて、その中で学び、答えを出し、間違え、それを繰り返してきたのでしょう。

    そんなゾーニャとラス。英雄と魔王とは立場が違えば逆も然り。ハレヤさんの罪の意識の深さにも頷けます。

    そして今、初めてそのアンタッチャブルに触れるロジオンこそ、彼らの新しい風となり、ゾーニャが次のステージへ踏み出す切っ掛けとなるのでしょう。

    また、自分の罪は自分では裁けず、許しを請うこともままならない。 ロジオンがこの映画を完成させて、その反響こそがその裁きとなるのでしょう。

    なんて壮絶な背景をお作りになられるのでしょう。 この映画を観て、人がどう感じて、どう思うのか。 人間の醜さを憂うのか、はたまた彼女らの様な異端を怪物として排除する事で自分たちを正当化するのか、不謹慎ですが、面白いですね。

    作者からの返信

    彼らが三千年も迷走したのは、一重に自分達がしていることが成功か失敗かを判別できるような比較できる事例が存在しないからでしょうね。

    今は上手くいっていないように見えるけど、大きすぎる世界を変えるのは一朝一夕で出来るわけがないと考えるでしょうから。

    じゃあ500年後、1000年後、2000年後3000年後まで続ければどうなるか、成功するかもしれない、あるいはその逆かも、というのが、比較できる事例がないので判別できないですからね。

    今まで他の誰もやらなかったことなので、結局のところ自分達でとことんまでやってみるしか、その結果が分からないやつですね。

    この辺りは現実の世界史における各種の革命なんかにも同じことが言えますね。

    現代人たる我々はその結果を知ってるから後知恵でいろいろ評論することはできても、じゃあ当時に生きてた人たちはどうかといえば、少なくとも実行した本人たちは本気で成功すると信じてやってるわけですからね。

    編集済


  • 拝読させて頂きました。

    シリアスなシーンからの
    真実と自分の正体を知ったロジオンが今後、どういう映画を作り
    世界に発信するか?楽しみな回でした。

    強めの批評
    ここまで読んできて思ったのですが

    全体的な物語の方向性は良いのですが
    映画の知識やキャラの心情が甘く感じました。

    特に父親のアドバイスシーンですが、
    自分が推敲するなら、もう一歩か二歩、踏み込みたいですね。

    父親が言う『皆が持つ既存のゾーフィアイメージとの乖離』
    色々と父親としてのキャラ面、映画関係者としてのプロの面からしても、もっといいアドバイスが出来るかと思います。

    技術的な事をほっぽり出して感情論も引き合いに出すとかも、ありだと思います。

    彼女に対して、ロジオンはどう思っているかをじっくりあぶり出し、ぶつけさせる。

    現実の作品でも
    既存のイメージ、その壁を壊すには多くの仕掛けや圧倒的な熱量が必要となるので。

    破天荒な父親は先んじて、それを引き出す師という存在にしたいです。

    週刊連載のプロの漫画家さんの話しで
    『バトル漫画を描くときは、キャラ以上に作者がバトルしなければならない』と仰っていました。

    全体的にこの物語は作者の意向が、そのまま主人公に憑依する作品なので
    実際に名作映画を創るつもりで資料とプロット、シーン描写を書けば
    この作品はもっと良くなると思います。

    ブレイク・スナイダーのSAVE THE CATの法則 とか知識を引用したら
    物語の説得力が上がる気がします。



    作者からの返信

    批評仲間のお言葉ありがてえです!

    ブレイク・スナイダーとは懐かしいですね。
    もう亡くなってから10年以上たったでしょうか。


    父親のアドバイスについては、どれくらい専門知識をぶっ込むかはだいぶ迷ったところです。

    お話しの方向性がお仕事系ジャンル寄りの映画作りにフォーカスしたものというより、ゾーフィアとロジオンの関係性なので、

    あんまりガチな技術論をやっちゃうと、お話しの主軸からズレてしまって、面白さにもテンポにもマイナスになっちゃうと考えて意図的に排除してました。

    なので、主軸であるロジオンがゾーフィアの二面性を受け入れたくだり、に限定してフォーカスしている形になっております。

    それでも、実際に読んでいただいた感じとして、説得力が不足していると感じられたということでしょうから、補強策を講じても良さそうですね。

    そうなると説得力の補強の方向性としては、ロジオンの感情を引き出すやり方が、作品の方向性にマッチしていそうです。

    主軸である二人の関係性をより強調もできますから。

    主軸からズレすぎない範囲で専門知識もぶっ込めそうな部分がないか、再度検討してみます。

    たいへん参考になりました。ありがとうございます。


    次ぎに。
    脚本制作パートで、実際のプロットやシーン描写などをどれくらいの解像度で描くかも、考えた部分ではありますね。

    これは映画本編をあとから、まるっとやるか、ダイジェストでやるかで判断が変わる部分になると思います。

    本編をダイジェストでやるなら、私もそうしましたが
    本編をダイジェストではなく、まるっとやるなら、完成形の映画本編みればそれでいいよね、ってなっちゃうので、冗長になるので全カットして今の形になっております。

    この作品は無謀にも、作者の我が儘でまるっとやる方式だったりしますので。
    映画本編パートは物語の構造上、ほんとはまるっとは必要なくて、完全に作者の我が儘で、ただでも冗長だったりしちゃうのです。

    冗長感が増えない範囲で、何かしらの脚本制作の描写を入れられないか検討してみます。
    アドバイスありがとうございます。

    編集済
  • また一つ真実を知りつつ、2人で和気藹々と楽しむ…微笑ましくて素敵です✨デートは素晴らしいものですね…!!

    ビキニアーマー姿のハレヤさんも拝見したかったのは内緒です…

    作者からの返信

    取材としてもデートしても良い感じになってますね。
    ビキニアーマーはどうやっても着てくれなそうですが、
    もし罪の炎を消すことができたら、普通のビキニくらいは着るようになるかもしれませんね。

  • この世界の戦争も謂わば合法的な殺人であり、大量殺戮でしょう。そんな戦場、死地に赴く兵士の心境は半ば狂人なのではないかと思います。ゾーフィアがどんな心境だったのか、極限状態ならば、誰もそれを責める事は出来ないと思いますが、犠牲者にとってはそんなものは関係ないですもんね。

    さて、ハレヤの過去とは。気になります。

    作者からの返信

    殺人という行為に、自分の意思をもってして加担するかどうか、
    あるいは選択肢なく巻き込まれただけなのか、というのは本人にとって大きな違いですからね。

    自らの決断をもってして行ったことの結果は、やはり決断した本人に跳ね返ってきてしまいますね。
    ハレヤのような真っ直ぐすぎる人物であるなら、なおさらに。

  • 存外真っ直ぐなロジオン君。Gカップの夢よりゾーフィアの方が重かったのは良かったです。
    ロジオン君の死亡フラグ。しかしハレヤさんは煮え切らない。
    勇者なのにいじらしい。これはギャップ萌えなのか?
    最後はハレヤさんのドンデン返しが観れそうな予感(〃ω〃)

    作者からの返信

    現実とロマンを切り離して、それぞれを愛せるオタクゆえの心理かも知れませんね。
    現実は現実として全身全霊で愛情をささげ、ロマンはロマンで熱意をもって追求する。


    でもこれはハレヤにとって、時としてロマン(フィギュア)などに浮気されたように感じられてしまうかも知れませんね。

  • 何と言うか、シュールリアリズムの世界ですね。超がつくほど現実に寄せると、もはや現実離れに思えて来る不思議。良いですね(〃ω〃)

    作者からの返信

    これも当時の人々にとって都合の良い伝説が残された結果、
    実像とかけ離れちゃったやつですね。

    おかげでゾーフィア本人にとって、ごく当たり前の行動が、異常に見えてしまうというねじ曲がり具合になっちゃいました。

  • 凄い精巧なプログラムですね。ハレヤさんの行動が全て反映されてスコアリング出来る。
    しかし国を救った実績を残し、そのプログラムされたセリフも再生されたのに減点とはさすがのハレヤさんも怒りますよ(笑)
    どれもシュールで面白いです。オーガのくだりも気になりますが、次の魔王ではきっと何か用意さへていそうですね!

    作者からの返信

    このテーマパークの一番すごいところがそこですね。
    無数にあるであろうプレイヤーの行動全てを採点するシステムが組み上げられてるという、めちゃくちゃ高い技術力です。

    楽しんでいただけて嬉しく思います!
    ありがとうございます。

  • なんだかんだ取材もデートも楽しめているようで良いですね(〃ω〃)内容もいかにもRPGっぽくて好きです。

    作者からの返信

    二人にとっては一石二鳥ってやつですね。
    ただ遊んでるだけでもなく、ハレヤを助ける映画を作るために、ロジオンがそうしてくれてるというのは、彼女にとって何よりも嬉しいかも知れません。

  • ロジオンはアニT老婆は頑張った。いっそ抱っこしてもらえば良いのにと思いましたよ(*ノェノ)キャー

    作者からの返信

    毎晩いっしょに寝てるんだから、今さら照れるところじゃないだろうに、
    というのに、そこは別腹で初デートにときめいちゃうのが尊いお方です。

  • 何のための脳内会議だったのか。一切の異論はなくまっしぐらでしたね!!そして出した結論が全買い!!

    これで完全に女子力アップはするが、ロジオンに刺さるかどうかは別!!

    作者からの返信

    全身全霊でまっしぐらでしたね。
    まさに人生をかけての全ツッパ。
    彼女の勇気、あるいは蛮勇が報われるのを祈るしかないやつです。

  • ハレヤさんの善意があらぬ誤解を!と思いきや、実は強かでした…?流石はハレヤさん、一枚上手ですね…

    作者からの返信

    社会的HPをギリギリまで削ってみるプレイですね。
    ある意味で高度な信頼関係がなければ成立しませんw

  • やはり魔王はゾーフィアの関係者でしたか…それも想像以上に深い関係でしたね。
    争いを無くす為の理想があり、実現する実力もあればやらないわけには行かない…それだけ強い責任感がゾーフィアにはあったんでしょう。
    しかし何事も遅すぎるということはありません。ゾーフィアは自らの責任をしっかり果たしたわけですし、これからは自分の人生を歩んでも誰も文句は言わないと思います。ロジオンくんもしっかりそのことを伝えてあげて欲しいですね。

    作者からの返信

    世界で自分しかできない、となると、それをやることにも、やらないことにも責任がともなっちゃいますもんね。

    でもやったらやったで、やはり個人では抱えきれないほどの物事を抱えてしまうことになる。

    その重すぎる自責の念を誰かと共有できれば、まだ良かったのでしょうが、
    もはや誰からも自分がゾーフィアだとは信じて貰えず、共有もできない。
    結果的に、自分で自分を責めきるしかなくなっちゃったのでしょうね。