概要
人々がスマートフォンを持ち歩くくらいに、文明が発展した頃──。
その夜、僕が公園で拾ったのは、千年前に実在した女勇者『ゾーフィア』を自称する少女(実年齢は高い)だった。
だけど彼女は、現代にまで伝わる伝説とは何もかも真逆。
完璧で高潔な救世主、と言われていたはずなのに、今や噴水を風呂代わりに体を洗わなければならないホームレス。
さらに爆裂ボディと言い伝えられてるはずなのに、小学生みたいな姿のちんちくりん。
しかも出会って十五秒で、映画会社でバイトしていた僕を、全裸で脅迫してきて、こう頼んできたんだ。
「私が語る、歴史に残されない真実の勇者物語を、映画にしてほしい」と。
もちろん、僕は本物の元勇者などと信じなかったし
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!一周回ってもう一度読み返したくなる衝撃の問題作!そして極上のラブコメ
主人公が拾ったのはGカップビキニアーマー勇者とは程遠い、元勇者を名乗る全裸ホームレスぺたんこ少女(死の呪い付)だった。
冒頭は凄くコミカルに始まります。とにかく笑えます。どうぞ笑って読んでください。
しかし、あなたがもう一度読み返す時は、笑っていないかも知れません。
この作品は全編を以てして一本の映画の様なものです。
余す所なく、全て舞台上だと言えます。脚本家も出演者も演出家も秀逸の、極上の映画を目の当たりにすることでしょう。
どうぞ、構えること無く、時間に余裕がある時にお茶菓子を用意して、一気読みしてください。
そこに笑いと涙と感動、そしてまた笑いがあることを約束します。
途中…続きを読む - ★★★ Excellent!!!入場口はあちらです。
既に何人もの方が魅力的なレビューを書いている中、今更自分が何を書く必要があるのかと無駄にその必要性を問うてしまいましたが、今だけは無視して続けます。
起承転結のしっかりした物語は、ご覧になった事があるでしょうか。
タイトルを声に出して読んでみれば分かる通り、この作品は全裸のホームレスを拾って、脅迫されて、映画作りを頼まれるお話です。
ついでに言えばそのホームレスのキャラクターは死にそうらしいのでさあ大変、序盤の時点で渋滞を引き起こしそうなものですが、本作は違いました。
主人公であるロジオンとヒロインであるハレヤのやり取りが軽妙で小気味よく話が進み、彼らの目的が明示された瞬間からこの物語…続きを読む - ★★★ Excellent!!!全裸から始まる映画製作と罪と赦しの物語
最初、少女な全裸の女勇者というワードであったり、やたらビキニアーマーGカップを愛する主人公であったりしたため、新たなくっころ系の話かと思いました。
実際の所は、自分の罪に囚われたままの女性(ロリババア)と、偶然出会って流れで映画製作をすることになりつつ、彼女に惹かれていった青年(おっぱい星人)の笑えつつも、優しく、悲しい運命の物語です。
結構笑いどころは多く、思わず吹き出してしまいます。
ゾーフィアの罪は確かに罪ですが、それでも幸せになってほしいと思える素敵なキャラクターですし、主人公のロジオン大先生もたまに奇行が目立ちますが、それ故に応援したくなる魅力があります。
とても素敵な物語でし…続きを読む - ★★★ Excellent!!!世界の中心でGカップを叫ぶ物語(ちょっと脚色)
まず、全裸の童女がしょっぱなから登場ですが、そこまでいやらしい路線の物語ではありません。
主人公の大学生が世界の中心でGカップを叫ぶ物語です。(ちょっと脚色)
「勇者ゾーフィアはGカップのビキニアーマーでなくてはならないんだぁぁ! 僕は勇者ゾーフィアと結婚したぃぃぃぃぃ!」
※台詞は脚色の上お届けしております。
主人公は何をかくそう、世界を救った勇者ゾーフィアのマニア。
そんな彼が出会ったのは、勇者ゾーフィアと名乗る、ぺったん童女。
(いやいやいやいや、あり得ない!)
主人公・ロジオンは信じる事ができるわけもなく───。
連載中とはなってはいますが、物語は完結を迎えています。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!深夜の公園に全裸の少女!?噴水を風呂と勘違いしてやがる…こいつはやべぇ
深夜二時の公園。
映画製作会社のバイトをする青年ロジオンは、全裸の少女ハレヤと出会う。
しかも噴水の中にピンクの入浴剤をばら撒き、さも自分家の風呂のように扱っている。
風呂化しているのだ。
つまり……その、あれだ……なんかやべえ奴だ。
自称 伝説の勇者?
千年の呪い?
憧れのGカップ勇者ゾーフィアが、こんな姿なわけない!
そこには栄光の影に埋もれた真実の過去。
『歴史に残されていない大罪』の物語があった。
「僕は決めた。あなたの映画を作りたい」
そして、青年ロジオンは映画製作をスタートさせる。
千年前に世界を救った勇者の本当の物語を。
少女が自分自身を赦せるような世に残る大作を…続きを読む