こんにちは。最終章1話目まで拝読致しました。
前章はボリューム相応に濃密な展開が繰り広げられ、スポットを当てられたキャラクターがひと際存在感を放って見えました。同時に水面下で秘められていた想いであったり、点と点がこう繋がっていたのかと驚きのあるシーンもあって構成の巧みさに目を引かれました。掘り下げていけば前章のお話だけでも一作分、別の小説が描けてしまいそうですね。
翻って今回、というより冒頭にも書きました通り最終章の1話目なのですが、前章の余韻を残しつつもギャップが引き立っていて没入感がありました。もののたとえになりますが、彼女はまさに世界が変わったような感覚を味わったのかなと思います。お客さんという客観的な描写を見てそう感じました。
作者からの返信
こんにちは。ここまで読んでくださったことへの感謝でいっぱいです。
前章については正直、自信のない章でもありました。
お話しとして、既に中盤で明かされたものが重複してしまう部分も多々ありますし。
退屈させてしまったりするのではと、気になってるところではあります。
その中でも、楽しんでいただけた点を見いだして貰えたのは、とても嬉しく思います。
映画を見終わったあとの彼女に関してはまさに、そんな感慨だと思いますね。
全てが変わった世界に放り込まれたような。
よかった。本当に。
ハレヤさんの口からゾーフィアを許す言葉が聞けて感無量です。
……って、ラストイベント? 何が起こるんでしょうか。
作者からの返信
史上最大の殺人者への、救世主からの赦しの言葉ですね。
こうして彼女は今まで救えなかった最後の一人を救うことができました。