応援コメント

54話 世界を救う。そして彼女は勇者を悼む。7 (後編)」への応援コメント

  • 1つの種族だけになったところで、その種族内で戦争が起きるような気もする。でも、理想に取りつかれた人間は視野狭窄になるということですかね。悲しい決意をしたゾーフィアが切ない。

    作者からの返信

    地球という惑星を知ってる我々からすれば、その通りなんですね。
    もし仮に人間という種属だけになっても、争い自体が根絶することはきっとない。
    でも、数多の種属が戦乱を繰り返す世界に生きる彼からすると、種属が一つだけになれば、争いがとてもとても減ると考えたわけですね。

    編集済
  • ここからが救世主ゾーフィアと魔王ラスコーリンの物語の開幕ですが。
    真実は本当にえげつないですね……。
    ラスも何をやっているんだよと言いたいですが今までのことを考えるとこういった考えに辿り着いてしまったのは仕方がない……という言い方もおかしいですね。

    作者からの返信

    究極の二択ですからね。
    ゾーニャを悲しませることになっても、未来で彼女が救われる可能性にかけるか。
    ゾーニャを悲しませることなく、その命が潰えていくのを見届けるか。

    そして、彼は彼で、やはり世界を変えたいというのも悲願だったわけですね。

  • 商人たちにゾーフィアと名を告げた瞬間、戦争のない世界を実現しようとしていた二人の道がわかれてしまったのですね。

    家族の様に思っていた冒険者たちを、苦しませずに死なせたハレヤさんはどれだけ辛かっただろう。

    ハレヤの名を傷つけたくない思いでゾーフィアと名乗り、勇者として、再び辛い道を歩むのですね。

    作者からの返信

    こうしてゾーフィアという救世主が形作られました。
    救世主としての彼女を作り上げものは、この世界の宿業そのものといえるゾーフィアによって生み出された無数の犠牲者たちの命です。

    つまり、勇者ゾーフィアとは、彼女がこれまで奪ってしまった全ての命、そのものの事です。

    編集済
  • 英雄も魔王も望んで生まれたわけでなく、結果的にそうなってしまっただけ。背負う運命があまりにも重すぎる…。

    作者からの返信

    しかも、二人が望んでいるものは本質的には同じ物で、誰もが穏やかに暮らすことのできる世界です。
    さらには、互いを思い合った結果としての行動っていう。

  • ビンピ……( ; ; )いいやつだったのに、どうしてどうして……。

    そして彼女は再びゾーフィアと名乗るようになったのですね。魔王と勇者が生まれてしまった。

    作者からの返信

    伝説の始まりですね。
    ここからようやく、世に知られているゾーフィア伝説が開幕になります。

  • 仲間を手にかけなきゃいけないのがあまりにも辛すぎる。
    でも、ここで何もできず泣いているだけの少女だったほうが良かったんでしょうか・・・。考えても答えが見つからないですね・・・。

    作者からの返信

    ここでゾーニャが選べた選択肢は。

    ・仲間が無差別に人殺しをするのを放置して、ほかの誰かに殺されるのを待つ。

    ・せめて誰かを手にかける前に、仲間だった自分の手で、終わりを迎えさせる。

    かつて大量殺人者だった彼女がそうであったように、悲しいくらいに的確に、彼女とっての、正解、を選んでしまいました。

    こういう選択を土壇場で間違うこと無くできてしまうがゆえ、救世主となれたわけですが、その選択する力は殺人者だった時代に培われたものなのです。

    編集済
  • ハレヤさんが再びゾーフィアと名乗った日…そして、今に続く伝説の始まりの日、魔王と勇者が生まれた日…。
    この日をスクリーンで見たハレヤさん、いったいどんな顔をしているのでしょうか。

    作者からの返信

    歴史上でゾーフィアという救世主が初めて確認された日ですね。
    それと同時に、虚構の英雄像が一人歩きを初めた日でもあります。
    今となってハレヤがあの日を振り返れば、ああすれば良かった、こうすれば良かったという思いばかりが募るでしょうが。
    やはり、こうなるしかなかった、というやるせない思いを抱くことでしょう。

  • 救世主と大量殺人者、それらは同じものだったなんて…せざるを得ないといえど第二の故郷の仲間を手にかけるしかないとは、悲しすぎますね…

    作者からの返信

    救世主と大量殺人者、この両者は『皆を救いたい』というまったく同じ動機と理念から生まれて、
    やることもやはり『戦場で命を刈り取る』というまったく同じ事なんですね。
    なので、彼女にとっては両者は同じ『ゾーフィア』ということになります。

  • あぁ・・・また殺戮の日々に逆戻りとは・・・😭

    束の間の安息だったのか・・・😢

    作者からの返信

    束の間でしたが、ゾーフィアにとっては多大な影響をあたえた時間でしたね。
    冒険者村で過ごした時間がなければ、後の歴史はなかったかも知れません。

  • 奇しくもゾーフィア復活。そしてラスは魔王に。
    ゾーフィア英雄伝の悲しい幕開けですね。

    作者からの返信

    元大量殺人者としての能力を最大限に活かせる次ぎの就職先が救世主だった、という皮肉な運命ですね。
    魔物狩りよりも、人を狩っていた経験のほうが圧倒的に多い血みどろの勇者様。

  • 「ラス! やめてラス!」
    その声は、ラスに届かない。

    いやだ。仲間を殺すなんて───。

    彼女の悲痛な叫びは、届かない。

    もう、最愛の母の名前は、使えない。

    作者からの返信

    これが救世主としてのゾーフィア誕生の瞬間でした。
    ですが、本人にとっては、大量殺人者が復活した瞬間でもあります。

    まさに彼女にとっては、大罪人たる自分と再び向き合う時がきてしまいました。

    コメントありがとうございます。