面倒くさいのは内海さんだけで十分

　外木場勇翔はゲームと漫画とアニメを愛する、所謂オタクという生き物だ。
　そんな彼の高校生活は他人と関わらず、ただ趣味に明け暮れたいという思考の持ち主であった。
　しかし5月頃、彼はある日突然にクラスメイトの内海千尋に決闘の申し込みが来る。
　面倒ながらもそれを受け入れた勇翔だが、実は彼女の正体は彼の好きな漫画の原作担当だった。
　そして彼はそんな彼女にやや振り回されるような日々を送っていく。
　これは彼の新たな日常、いや新たなる”戦い”が今始まる。