概要
あなたは推しません。……だから、推してないってば！
――あぁ、これ、詰むやつ。
月明りに濡れる庭園で見つめ合う、王太子とピンク髪の男爵令嬢。
ふたりを目撃した瞬間、悪役令嬢ミレーユ・ガスタークは前世の記憶を取り戻す。
ここは恋愛ゲームアプリの世界、自分は王太子ルートの悪役令嬢だ。
貴族学園でヒロインに悪辣非道な仕打ちを続け、卒業パーティで断罪されて修道院送りになるという、テンプレべたべたな負け犬人生。
……冗談じゃありませんわよ。
勝手に私を踏み台にしないでくださいね？
記憶を取り戻した今となっては、王太子への敬意も慕情も消え失せた。
だってあの王太子、私の推しじゃあなかったし！
私の推しは、【ノエル】なんだもの！！
王太子との婚約破棄は大歓迎だが、断罪されるのだけは御免だ。
悠々自適な推し活ライフを楽しむためには、何としても王太
月明りに濡れる庭園で見つめ合う、王太子とピンク髪の男爵令嬢。
ふたりを目撃した瞬間、悪役令嬢ミレーユ・ガスタークは前世の記憶を取り戻す。
ここは恋愛ゲームアプリの世界、自分は王太子ルートの悪役令嬢だ。
貴族学園でヒロインに悪辣非道な仕打ちを続け、卒業パーティで断罪されて修道院送りになるという、テンプレべたべたな負け犬人生。
……冗談じゃありませんわよ。
勝手に私を踏み台にしないでくださいね？
記憶を取り戻した今となっては、王太子への敬意も慕情も消え失せた。
だってあの王太子、私の推しじゃあなかったし！
私の推しは、【ノエル】なんだもの！！
王太子との婚約破棄は大歓迎だが、断罪されるのだけは御免だ。
悠々自適な推し活ライフを楽しむためには、何としても王太
ペンネームを『お茶』にするほどお茶好きなので、ギフトはお茶代にします！…が、実は最近コーヒー派です
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!恋愛ゲームに異世界転生！ 悪役令嬢エンドを努力で覆す納得感にスッキリ♪
恋愛ゲームのヒロインではなく、そのヒロインをいじめる悪役令嬢ポジションに転生してしまう主人公……けど当然、黙って踏み台になる気はなく――！？
作者様は本当に「魅力的な主人公のヒロイン」を描くのが上手。今作でも、スタートが「不遇な末路を辿るはずの悪役令嬢」から始まり……けれどそれを「超真っ当な努力で」覆していく！
これが非常に気持ちよく……また努力している、頑張っているヒロインを応援したくなり、好きになるのは、読者の身として自然な流れと思わせてくださる。
とにかく視点人物となる主人公の心情描写も巧みで、ショックを受ければショックが、懸命に頑張っていれば努力の感情が、率直に伝わってく…続きを読む