概要
謎を解くたび惹かれあう「絵師」✖️「理系官吏」
姫棋(キキ)は小さな頃から絵師になることを夢みてきた。絵が描けるなら、それがたとえ愛憎渦巻く後宮だろうと地獄だろうと、どこへだって行く。
「絵さえ描ければそれでいい」
願うのはただそれだけ。
だから独りでも寂しいなんて思ったことはなかったけれど……。
だが、とある官吏と出会ったことで姫棋の運命は大きく変わる。
見目麗しく、しかしやたらと口の悪いその官吏。そんな彼の過去に触れるとき、二人は互いの存在の大きさを意識しはじめる。
「絵さえ描ければそれでいい」
願うのはただそれだけ。
だから独りでも寂しいなんて思ったことはなかったけれど……。
だが、とある官吏と出会ったことで姫棋の運命は大きく変わる。
見目麗しく、しかしやたらと口の悪いその官吏。そんな彼の過去に触れるとき、二人は互いの存在の大きさを意識しはじめる。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!安定して楽しめる!内容も文章もすてきな中華ファンタジー
キャラもストーリーもよくて、いろんな面で楽しい作品です!
私にとって非常に助かったのは、慌ただしい時期で落ち着いて読書に時間をさくことができず、スキマ時間ににちょこちょことしか読み進められなかったのに、それでもスッと読み通せたことです。
これは、「登場人物のキャラがしっかりと練られており、作中でぶれない」「ストーリーラインに無駄がない」からではないかと思います。読む間隔が開いても「この名前、どんなキャラだっけ?」とか「あれ、今、何がどうなってたんだっけ?」とか首を傾げることなく、ちょっと目を通しただけで前回読んだストーリーがすぐに思い出せて、物語の世界に入り込むことができます。
そして中…続きを読む - ★★★ Excellent!!!男勝りな女絵師 ✕ 一癖ある官吏の後宮ミステリー…とラブ…?
野心溢れるじゃじゃ馬のキキが絵を描く腕一本で生きていくために、しごできイケメン官吏・木蓮と手を組んで後宮入り!
絵の依頼をこなす過程で、犯人がいる系ではないけど(これからそういう展開もあるかな?)人間ドラマの謎を紐解くミステリー展開がおもしろい
中華ファンタジー特有の単語のフリガナがときどき日本語だったり外来語だったり、さらっと読める工夫がしてあってやさしい
ヒーロー?の木蓮が頭脳明晰なしごできイケメンってだけじゃなくて、年頃のかわいい男の子にみえるときも、他己認識の差に悩むアンニュイな青年にみえるときもあって好印象
キキの前では無意識に気を抜いているのか、キキが鋭く見抜いているのか…今…続きを読む