第11話 コーヒー豆の始まり
コーヒーを人類が嗜むようになった歴史の始まり。
当然のように諸説ある。
一説には、「モカマタリはイエメンです」でも紹介したモカ港のあるモカの街。そこで王様の娘に恋をして追放された男が、追放された先の森で見つけた元気になる不思議な木の実。これがコーヒー豆という話。
おお、恋をした憐れな男!! コーヒーの豆の作用で恋をしたわけではないが、叶わぬ恋のお話が、ここでつながっているとは!!
あの歌も、そんなエピソードをベースに歌詞を考えたのだろうか?? では、この説を追及していけば、インドの偉いお坊さんとコーヒーもつながるのだろうか?
そして、もう一つは、エチオピアの山羊飼いカルディの話。
大手のコーヒーショップが脳裏に浮かんで消えた人も多いのではないだろうか?
あのカルディのヤギのマークも名前も、このカルディ起源説に由来する。
カルディの山羊が食べて踊り出す不思議な木の実。それを煮て飲めば、頭がスッキリして元気になることが発見されて広まったのだと。
いずれの説にしても、コーヒーは、つまり薬としての役割が期待された飲み物であったと。
そして、ドリップして飲むのではなく、そのまま食べたり煮出して飲んだりしていたようだ。
ターキッシュコーヒーとしてその煮出しスタイルは残っているが、誰かがきっと、粉避けて飲むの面倒い! と思ったのだろう。
ヨーロッパに渡ってからドリップが発明されて現在のコーヒーのスタイルが広まった。
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