第34話 コーヒーの旬とは?
農作物であるコーヒー豆。
当然、収穫時期があり、旬なんて物もある。
コーヒー豆の収穫時期は、ざっくり言って冬。産地が冬の時期に、コーヒー豆の元となるコーヒーチェリーを収穫するのだ。
じゃあ、冬のコーヒーが1番美味しくて、旬なのか?
いいや、そうではない。
コーヒー豆の採れる産地が集まるコーヒーベルトは、南半球と北半球にまたがる。だから、南半球の産地が収穫時期の冬ならば、日本は夏となる。
さらに、生産地から日本の我々のもとに届くまでに、インターバルがある。
採れた豆を加工して輸送する期間は、三ヶ月から半年……豆によっては一年かかる。
目安として、北半球で採れた豆は、夏から秋。南半球で採れた豆は、冬から夏。
それが日本で飲める旬の時期。
だが、話はそこで終わらない。
一般的には、そうは言われているが、豆によりけり、産出国によりけりなのだ。
コロンビアに至っては、ほぼ一年に渡って収穫されているというから、驚きだ。
さすが、コーヒーの国! 優等生のスプレモ君の国! 想像の斜め上をいく!!
ということで、自由奔放な豆界隈、またまた「旬」という自然現象ですら、自由。
異常気象が地球全体で観測され、温暖化が心配されている昨今。
できれば、このまま、美味しいコーヒーが採れる幸せな気候が続いてほしいものである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます