　人に、ワイングラスに入れて飲むコーヒーがあると聞いた。

　ワイングラス？？　なぜ？

　そのコーヒーは、ワインのように香り高い。フルーツのような花のような香りがするという。

　その名は、エチオピアのイルガチェフ！

　コーヒーのお名前ルールに則って、イルガチェフという土地で採れたコーヒー。

　あまりに香り高くて、まるで、コーヒーじゃないみたい！　という感想も聞く。

　このコーヒーを楽しむ時に、ワイングラスに入れれば、さらにその香りが楽しめるというのだ。

　ワイングラスは、その飲み物の香りを楽しむに適した形をしているから、花やフルーツに例えられるくらいに香り高いイルガチェフを楽しむのに良いということ。

　エチオピアは、コーヒーが産まれた初まりの国。ここから世界にコーヒーは、広まった。

　コーヒーの産まれた国で採れる、独特の香りと甘味を誇るイルガチェフ。

　長い長いコーヒーの歴史に想いをはせて、優雅にワイングラスでゆっくり楽しむのにふさわしい。

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