第9話 ブレンドのすすめ
カフェに行った時に、気になっていた豆やお気に入りの豆を注文するのもとても良いけれども、やはり一度は、その店のブレンドを頼んでみてほしい。
その店の主人調合した自慢の豆。こだわりの強い店主ならば、きっと天候や気温にまで気を配った素敵なブレンドを用意しているだろう。
(ま、まさか、売れ残った豆をそのまま何もブレンドしているなんてことは……ないよね? ないですよね? ないと信じてます)
特にカフェの名前をそのまま冠したブレンドは、店の店主のこだわりの極みと考えられる。それぞれの店の主のこだわりの差が出るところであるから、カフェごとの微妙な違いをぜひ楽しいもらえれば、新しいカフェの楽しみも出てくる。
こじんまりした小さなカフェで、メニューに店主独自の豆の紹介が載っているようならば、そのカフェはきっと、ブレンドが美味しいカフェなはずだ。
ブレンドを頼んで、出てきたコーヒーの香りを楽しんで口をつければ、カフェをオープンするほどの豆の専門家のベストなブレンドが口に広がる。
好みが合えば、それも無論嬉しいが、解釈違いで、自分の好みと違う味だったとしても、それもきっと楽しい。
ああ、こういう解釈もあるのね、でも、私ならばもっと今日は酸味を強くして、暑い日でも飲みやすい味にするのに! なんて、好みの味にするためにはどの豆をブレンドするのかを想像して、したり顔で飲み干せばいい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます