第18話 三大珈琲原種
コーヒー豆には、多くの種類がある。
ここまで紹介しただけでも、アラビカ、ロブスタ、ゲイシャ、モカマタリ……。
二百種以上あるので当然だ。
個性豊かなコーヒー豆達。おかげでネタは尽きないので、コーヒー豆のあれこれを書き連ねる人間として助かる。
今回は、そんなコーヒーも元を辿れば、三つの品種が原種となっているのだという話。
三大原種。
それは、アラビカ種、ロブスタ種、そしてリベリカ種だ。
アラビカ種とロブスタ種については、今までの話にもチラホラ出てきたのだか、リベリカ種については初めて触れる。
それもそのはず、三大原種とはいうものの、このリベリカ種は、全体の1パーセントにみたないほどの流通しかないのだ。
三大……というよりかは、二大原種のアラビカ種とロブスタ種。加えてリベリカ種が少々。という感じか。
それほど希少な理由は、やはり扱いが難しいということにある。粒が大きくデコボコした豆で、加工にムラが出来やすいのだそうだ。
コーヒー豆の木がかかるサビ病に強いという特質があっても、栽 現在栽培されている量は少ない。
現在のリベリカ種の主な産地は、フィリピンとマレーシア。
フィリピンのバラココーヒーとマレーシアのエレファントコーヒー。
バラコは、現地の言葉で強いという意味らしい。苦味の強いこのコーヒーは、ブラウンシュガーやハチミツをたっぷりと入れて楽しむのが通常。
そして、エレファントコーヒーも、その楽しみ方は独特。一度普通に焙煎して、二度目は砂糖とマーガリンを入れて焙煎。そしてドリップした物に、砂糖とコンデンスミルクを入れて飲むのだ。
バラココーヒーとエレファントコーヒーの飲み方を聞いて分かる通り、このリベリカ種は、苦味が強く風味が強い。
苦味が強いストロングタイプと聞けば、頭にうっすらロブスタ種君が浮かんで消えるが、今回は、とりあえず置いておこう。
とにかく、この希少豆を美味しく味わうためには、ぜひ現地の楽しみ方を推奨したい。
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